君の居ない真夜中。
孤独が、星のように廻る真夜中。
一緒に暮らそうと約束し合った日から、
何があっても、
<偽り>には渡したくないと感じた。
想いを伝えるために、
どんな境界も、
超えてみせた。
離れ離れになったのは、
思いが強すぎたから、ーーらしい。
今はただ、
カーテンの無い部屋で”君”を待つ。

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『”小さな炎”』”カーテンの無い部屋”ー Room with no Curtainsー
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◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips
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<dreamparagraph版>
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《君が夢の中に入った記憶》
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早春の桜の花は、
誰にも知られない所で、
土に還る。
ただの”人間”と思った者たちの、
感情の秘密を暴いているつもりが、
その都度に花の正体を知られ、
誰の眼にもつかない場所で、
散り散りばらばらに気配を消す。
花びらは、
踏まれて土の下に眠るが、
誰も、誰がそうしたのかを、永遠に知らない。
ーー去年の天の川の真昼のように、ただ破裂音とともに消えていく。
君が世界に輝きを見出す時、
君の心は、
”魂の対”の『外』にある。
新しい人に出逢い、
新しい場所に触れれば、
誰かがまた君に恋をするし、きっと眩しい世界を知る。
複雑な気持ちと云えばそうだけど、
不思議と、
そんな風に生きる君が、好きでもある。
俺が、
”君”のために用意した小さな部屋には、