商談前15分の1枚提案書|「確認済み」と「仮説」を分ける3項目
冨野晃
サービスを販売する個人事業主や、副業で初めて相談を受ける方へ。相手の悩みを十分に確かめないまま提案すると、説明が長くなり、何を決める時間なのか見えにくくなります。今日は商談前の15分で、確認用の1枚を作る方法を紹介します。
1.現状と課題:確認済みと仮説を分ける
最初の5分で、相手が実際に話した困りごとを1行にします。まだ聞いていないことは「未確認」と書きます。例えば「投稿を続けている」は確認済みでも、「集客を増やしたい」はこちらの推測かもしれません。「今いちばん変えたいことは何ですか」と確認する欄を残してください。実在の相談内容を書く場合、第三者へ共有する資料には個人情報を入れないようにします。
2.提案内容:成果物と対象外を一つずつ
次の5分で、今回渡せるものを具体的に書きます。架空の例なら「商品説明文の改善案1本」。続けて「画像制作は含まない」のように対象外も添えます。まだ合意していない条件は決定事項ではなく相談案です。既存契約や料金をこの作業だけで変更しないでください。
3.期待される効果:売上ではなく使える場面を書く
最後の5分で、受け取った成果物をどこで使えるかを書きます。「売上が必ず増える」ではなく「商品ページの説明を差し替える際のたたき台に使える」とすると、提供する範囲が伝わります。数字を載せるなら根拠を確認し、実績のように見せた架空の数値は使いません。
そのまま埋める確認用テンプレート
・確認できた困りごと:
・まだ聞けていないこと:
・今回渡せる成果物:
・今回含まないこと:
・成果物を使う場面:
公開・送付前チェックリスト
□ 相手の発言と自分の推測を分けた
□ 未確認の点を決めつけていない
□ 成果物と対象外が具体的になっている
□ 売上や成約を保証していない
□ 個人情報や第三者の秘密を含めていない
□ 商談で修正する余白を残した
この1枚は、相手を説得し切る台本ではありません。相手の希望と自分の提供内容のズレを見つけるための確認シートです。サムネイルの図表はイメージであり、売上実績や効果の予測ではありません。
今日予定している相談を一つ選び、このテンプレートを15分だけ埋めてみてください。
