はじめに
最近、ちょっとびっくりしたことがありました。
ゲームをAIで作って、ノベルにちょこっと付けて販売してみたら、思ったより売れたんですよね。
しかも、コードを書くのが得意ってわけでもなくて、AIに「こんな感じで作って」とお願いして、ときどき止まりながらも、なんとか完成。
気がつけば、「あ、これ、売れるやつやん…」と自分で思ってました。
こんにちは。
私はもともと、ゲーム業界のプロでもなければ、ゴリゴリのエンジニアでもありません。
HTMLもJavaScriptも、ちゃんと理解できてるかっていうと…うん、ググりながら、です。
でもそんな私でも、AIという強力なパートナーのおかげで、自分だけのゲームを作って、販売までたどり着けました。
AIがなかった頃って、ゲームを作る=「それ専門の人しかできない」って感じだったじゃないですか。
でも、今は違います。
プロンプト一つで、AIがゲームの土台を作ってくれる。ストーリーも、コードも、画像も、音声も…もう、「AIくんが全部やってくれるやん」って世界です。
しかも最近のAIって、ほんと賢くて。ちょっとしたゲームなら、びっくりするくらいスピーディーにできちゃいます。
この本では、
「AIでゲームを作ってみたいけど、何から始めたらいいか分からない」「販売までの流れが知りたい」「副業や趣味で、収益化できたらいいなぁ…」
そんな方に向けて、私の経験をベースにしつつ、ゆるっと、でもかなり具体的にお話していきます。
途中で挫折した経験もあります。「これ、何がダメなんやろ…?」って悩んだ日もあります。
でも、AIをうまく味方につけてからは、「コンテンツを作る」こと自体が、ちょっとした遊び感覚になってきたんですよね。
作って、公開して、反応を見て、また改善して。気づけば、ひとりの「作り手」になっていた。
この本の内容をざっくりまとめると、こんな感じです。
AIでゲームを作るための3ステップ
失敗しない販売方法
抱き合わせコンテンツという新しい戦略
ココナラやBASEなどでの展開方法
「ファン化」につながる発信のコツ
読んでいただければ分かると思いますが、この本は、「プロになるための指南書」ではありません。
あくまで、普通の人が、AIという武器を持って、自分の「好き」を形にしてみた物語です。
読んで、ちょっとワクワクしてもらえたら嬉しいです。
そして、読者さんが一歩踏み出せるように、できるだけわかりやすく、実践しやすく、書いてみました。
それでは、いきましょう。「AIとつくる、あなたのゲーム物語」——開幕です。
第1章:AIでゲームを作る時代がやってきた
1-1. ブラウザ上でゲーム制作が可能な時代
少し前までは、「ゲームを作る」っていうとなんだかすごく難しいことに感じませんでしたか?
専門的な言語を覚えて、複雑なソフトを使って、バグと戦いながら、何時間もコードを書いて…
うーん、正直、私にはムリだって思ってました。
でも、時代は変わったんです。
今や、ブラウザひとつでゲームが作れる時代が来ました。
しかも、AIを使えば、コードもストーリーも“お願いするだけ”で出てくるという、なんだか夢みたいな世界が、もう目の前にあるんですよね。
実際、私が最初にやったのは
「HTMLでブラウザゲームを作りたいから、コード書いてください」
って、AIに話しかけることでした。
そしたら、AIくんがサクッとコードを出してくれたんです。
「え、こんなんでええの?」と思いながらコピペして、HTMLファイルを作って開いてみたら……
ゲームが動いたんですよね。しかも、自分のPCで。
この感動、文系の私には革命でした。
つまり、こういうことなんです。
ゲーム制作って、もう“技術職”だけのものじゃない
文章が書ければ、ゲームは作れる時代になった
ちょっとした好奇心と勇気があれば、それだけでOK
もし、今これを読んでるあなたが「ゲームなんてムリ…」って思ってたなら、今日からその思い込み、そっと手放してみませんか?
だいじょうぶ、あなたにもできます。
1-2. ClaudeやGoogle AI Studioの活用術
さて、AIでゲームを作るといっても、使うツールはいろいろあります。
その中でも特におすすめしたいのが、Claude(クロード)とGoogle AI Studioです。
まずClaudeですが、これは「文章でお願いすると、コードも考えてくれるAI」です。
たとえば、
「クリックすると敵を倒すゲームをHTMLで作ってください」
とお願いすれば、シュッとコードを出してくれます。
ただし、無料版のClaudeはちょっと息切れが早くて、長いコードになると途中で止まっちゃうことがあります。
それでも、ざっくりとした枠組みを作るにはじゅうぶんです。
で、続きを書いてもらったり、修正してもらうときに使えるのがGoogle AI Studioです。
こちらは、ちょっと重ためのコードや会話も、最後までしっかり面倒見てくれるタイプのAI。
「途中から続きを書いて」とか、「ここエラー出るから直して」と言えば、ちゃんとフォローしてくれる、頼れる存在なんですよね。
この2つをうまく使い分けることで、
Claudeでざっくり土台を作る
Google AI Studioでしっかり仕上げる
という流れができあがります。
プログラムが分からなくても、**“日本語でお願いすればいい”**というのが、この時代の最高の強みです。
1-3. AIとの連携で開発スピードを加速する方法
AIと一緒にゲームを作ると、何が一番嬉しいかって?