・はじめに
若い頃の私は、時間は永遠にあるものだと思っていました。
何かを始めるのはいつでもできる。
体調を崩しても、少し休めば元に戻る。
失敗しても、まだやり直す時間は十分にある。
そんなふうに、本気で信じていました。
だから、勉強も、健康も、大切な人との時間も、
「いつかやればいい」
そう思って後回しにしていたのです。
しかし、50代になった今、あの頃の自分に伝えたいことがあります。
時間には限りがあります。
健康は、失ってからその大切さに気づきます。
そして、本当に大切なものほど、「また今度」と思っているうちに、取り戻せなくなることがあります。
もちろん、過去に戻ることはできません。
「あの時、もっと勉強しておけばよかった。」
「もっと健康を大切にしておけばよかった。」
「もっと大切な人との時間を優先しておけばよかった。」
そんな後悔がないと言えば嘘になります。
それでも、後悔ばかりしていても人生は変わりません。
過去は変えられなくても、これからの生き方は変えることができます。
だから私は、この文章を20年前の自分へ手紙を書くつもりで書きました。
もし、あなたが今、
「このままでいいのだろうか」
「何かを始めたいけれど、一歩が踏み出せない」
そんな気持ちを少しでも抱えているなら、この先に書く私の経験が、何か一つでも役に立てば嬉しく思います。
第1章・50代になって、時間の価値が変わった
①昔は無理をすることが当たり前だった
若い頃の私は、体力があることを当たり前だと思っていました。
多少寝不足でも大丈夫。
疲れていても、休日に休めば回復する。
そんなふうに考えていました。
仕事が忙しい時ほど、自分の体のことは後回しになっていました。
「これくらいなら問題ない」
そう思いながら、無理を続けていた時期があります。
若い頃は、頑張っている自分に価値があるように感じていました。
休むことより、我慢して乗り越えることのほうが大切だと思っていたのです。
しかし、年齢を重ねると以前とは違う変化を感じるようになります。
しかし、年齢を重ねると以前とは違う変化を感じるようになります。
「昔とは違うんだな」と、体の変化を実感する瞬間が増えました。
無理をすると、その影響が長く続くこともあります。
そんな経験をするようになりました。
「あの頃、もっと自分の体を大切にしていれば」
そう思うこともあります。
若い頃は気づきませんでしたが、健康は失ってから大切さを知るものではありません。
元気な時から守っていくものなのだと思います。
②「いつかやろう」を後悔しないために
若い頃の私は、時間はいくらでもあると思っていました。
何かを始めることも。
勉強することも。
健康に気をつけることも。
「いつかやればいい」
そう考えて、後回しにしていました。
しかし50代になった今、時間に対する考え方は変わりました。
「いつか」と思っていたことを、本当にできる時間には限りがあります。
人生は、気づいた時には想像以上に進んでいます。
だからこそ、今できることを後回しにしないことが大切なのだと思います。
大きな挑戦でなくてもいい。
今日できる小さな行動を積み重ねることが、未来の自分を作っていきます。
50代になった今だからこそ、
「いつか」ではなく「今日」という時間の大切さを強く感じています。
③周囲と比較して焦っていた自分
若い頃は、周りと自分を比べることもありました。
同級生の結婚。
家族を持つ友人。
仕事で成功している人。
そんな姿を見ると、
「自分は遅れているのではないか」
と焦ることもありました。
周囲と比べて落ち込んだり、自分に自信をなくしたりすることもありました。
しかし50代になった今、思うことがあります。
人生の進む速度は、人によって違うということです。
誰かと同じ人生を歩む必要はありません。
大切なのは、周囲と比べることではなく、
「自分はどんな人生を送りたいのか」
を考えることでした。
若い頃の私は、他人からどう見られるかを気にしすぎていました。
しかし今は、誰かに認められる人生よりも、自分が納得できる人生を歩むことのほうが大切だと思っています。
第2章・もっと早く手放せばよかったもの
①人からどう見られるか
若い頃の私は、人からどう思われるかを気にしすぎていました。
嫌われたくない。
認められたい。
良く見られたい。
そんな気持ちに縛られていました。
しかし50代になって気づいたことがあります。
それは、すべての人に好かれる必要はないということです。
どれだけ努力しても、全員に理解してもらうことはできません。
それなら、自分を大切にしてくれる人との時間を大切にしたほうがいい。
今はそう思っています。
若い頃は周囲の評価を気にするあまり、本当の自分の気持ちを後回しにしていました。
しかし、自分を大切にできなければ、本当の意味で周りの人を大切にすることもできません。
②無理な人付き合い
昔は、行きたくない飲み会にも参加していました。
「断ったら嫌われるかもしれない」
「付き合いだから仕方ない」
そんな理由からです。
仕事で疲れていても、周囲に合わせることを優先していました。
もちろん、人との交流は大切です。
人とのつながりから学ぶことや、助けられることもあります。
しかし、帰宅した後に感じるのは、
「楽しかった」
という気持ちより、
「疲れた」
という感覚のほうが多いこともありました。
飲み会から帰るたびに、
「今日は無理して参加しなくてもよかったのではないか」
と思うこともありました。
今振り返ると、本当は自分の時間や体力をもっと大切にしたかったのだと思います。
人間関係は、数を増やすことが大切なのではありません。
一緒にいることで安心できるか。
自分らしくいられるか。
それが大切なのだと50代になって気づきました。
③完璧であろうとする気持ち
私は失敗を恐れるタイプでした。
「失敗したらどうしよう」
そう考えるほど、行動できなくなることがありました。
しかし今振り返ると、失敗することよりも、挑戦しなかったことのほうが後悔として残ります。
完璧な準備を待っていたら、いつまでたっても始めることはできません。
小さな一歩でも、まず踏み出すことが大切でした。
若い頃の自分に伝えるなら、
「失敗してもいいから、もっと挑戦してみろ」
そう言いたいです。
ここまで振り返ると、若い頃の私は「失ってから気づくこと」がたくさんありました。
時間の大切さ。
健康のありがたさ。
人とのつながりの大切さ。
しかし、50代になった今だからこそ分かることがあります。
過去を後悔するだけでは、人生は変わりません。
大切なのは、これからの時間をどう使い、どんな人生を作っていくかです。
ここから先では、50代になった私が20年前の自分に本当に伝えたいことを書いていきます。
・健康をどう守るか
・大切な人との時間をどう過ごすか
・50代からでも人生を変えるために何を始めるか
過去の自分には戻れません。
しかし、これからの自分を変えることはできます。
