主な登場人物:
- 水野 真由美(30):主人公。身長180cm、白のミニスカポリス姿で潜入する敏腕刑事。空手経験者で高い戦闘能力を持つ。身長180cm体重75kgB95cmW65cmH105cm座高103cm股下77cm太もも周り67cm
- 北島 夏希(29):情報分析担当。真由美の友人であり捜査サポート役。
- 桐谷 シオン(26):人気コスプレイヤー。ターゲットとなる人物の一人。何かを隠している様子。
- 仮面の男:殺人事件の現場にたびたび現れる謎の存在。正体不明。
プロローグ:幕張の夜と仮面の殺人者
――午後9時12分/幕張メッセ・控室裏通路
深夜のイベント会場。誰もいないはずのバックヤードに、静かに“足音”が響いた。
「……来てしまったのね」
コスプレイヤーと思しき女性が、震える手でスマホを構える。
だが、その前に現れたのは“黒いフルフェイスの仮面”を被った何者か――

「やめて……近づかないで……!」
悲鳴とともに、会場の灯が落ちた。
仮面の男は、彼女に何かを囁いた――「“君も、罪を被る覚悟はあるか?”」
そして、刃が振り下ろされた。
第1章:潜入!コスプレイベント
午前7時45分/警視庁・特殊捜査課
白いミニスカスーツに黒のインナー、長身の女性刑事がフロアに現れる。

「今日の任務、かなり派手になるわね」
水野真由美(30)。通称“ミニスカアラサー刑事”。彼女は今日、幕張で行われる大規模コスプレイベントに潜入する任務を与えられていた。
先日のコスプレイベントで発生した連続殺人事件。犯人は現場で必ず“仮面の男”の姿をしていたという。目撃者はいるが、誰も顔を見ていない。
「真由美、これが今回のターゲット。桐谷シオン。人気コスプレイヤーだけど、殺された被害者2人とSNSで親しかった形跡がある」
捜査課のモニターに、シオンの画像が映る。猫耳メイド服、セーラー戦士、軍服スタイル――彼女は毎回、完璧な変身を遂げてファンを魅了している。

「彼女が“次の標的”か、“黒幕”かはわからない。ただ、今夜のイベントに彼女も出演予定よ」
真由美はコクリと頷いた。
午後2時15分/幕張メッセ・控室
白の警察官コスチュームに身を包んだ真由美。ミニスカ、ブーツ、そして腰の手錠。

「こんな格好、捜査じゃなきゃ絶対しないけど……やるしかないわね」
胸元を軽く直しながら、真由美は控室を後にした。
会場には数百人のコスプレイヤーと観客たち。大音量の音楽、フラッシュの嵐。その中に、“仮面の男”が紛れているかもしれない。
午後3時/イベント会場内・撮影ブースエリア
「わぁー! 本物の婦警さんみたい!」「その脚線美、最高です!」
観客たちに囲まれながらも、真由美の視線は常に警戒を怠らない。

そのとき――
「次の撮影ステージ、桐谷シオンさん入りまーす!」
拍手の中、セクシーな軍服姿のシオンが登場した。

だが、その後方に不自然に立つ、黒ずくめのフルフェイス仮面の男。
「……いたわね」
真由美の瞳が鋭くなる。
だが、男の姿は一瞬にして観客の波に紛れて消えた。
午後3時20分/ステージ裏の控えエリア
「シオンさん、少しお時間よろしいですか? 取材です」
そう声をかけた真由美。だがシオンは警戒を強めていた。
「……あの、私、今、急いでて」
――そのとき、控室の裏で“爆竹音”が鳴った。
観客が騒ぎ始める。真由美が振り向いた瞬間、誰かが彼女を後ろから突き飛ばした!
「くっ――!」
倒れこむ瞬間、男の腕が見えた。仮面の男――!
しかし、すぐに逃走。
「逃がすかッ!」
白いミニスカスーツのまま、真由美は人混みをかき分けて追跡を開始!
狭い通路、機材の間をすり抜け、真由美の脚が唸る!
「ッらぁあ!!」
跳び蹴り――空中で大きく開脚し、回転しながら男の背中へハイキックを放つ!

だが、仮面の男は回避。物陰に飛び込み、すぐさま煙幕弾を展開!
