布団に入って、ようやく一日が終わった。
なのに、突然思い出す。
「あのとき、なんであんなことを言ったんだろう」
もう終わった出来事なのに、頭の中で何度も再生される。
考えても過去は変わらない。
それはわかっているのに、なかなか止まらない。
なぜ、嫌なことほど何度も思い出してしまうのでしょうか?
?QUIZ
友達に言ってしまった、余計な一言。
帰宅してから何度も思い出して、後悔しています。
さて、次のうち、気持ちを整理するうえで役立ちそうなのはどちらでしょう?

- A|「なんであんなことを言ったんだろう」と、何度も頭の中で振り返る。
- B|「次に同じ場面になったらどうするか」を、一つだけ考えてみる。
少し考えてみてください。
考えることと、考え続けることは違う
心理学には「反芻(はんすう)思考」という言葉があります。
嫌な出来事や、そのときの感情について、繰り返し考え続けてしまうことです。
たとえば、
「どうして失敗したんだろう」
「相手は自分をどう思っただろう」
「自分はいつもこうだ」
同じ問いが、頭の中をぐるぐる回る。
本人は問題を解決しようとしているつもりでも、考えが同じ場所を回り続けることがあります。
ここで大切なのは、振り返ること自体が悪いわけではないということ。
失敗から学ぶことはできます。
ただ、過去の自分を責め続けることと、次の行動を考えることは別です。

過去の反省を、未来の準備に変える
先ほどのクイズに戻りましょう。
AもBも、過去の出来事を振り返っています。
でも、考えている方向が違います。
Aは、変えられない過去を何度も見つめています。
Bは、これから変えられる行動を探しています。
だから、今回試してほしいのはBの考え方です。
もちろん、すべての嫌な記憶が簡単に整理できるわけではありません。
それでも、同じ後悔を繰り返していると気づいたら、問いを一つ変えてみる。
「なんであんなことをしたんだろう?」
ではなく、
「次に同じことが起きたら、どうしよう?」
今日からできる、たった一つのこと
寝る前に嫌な出来事を思い出したら、無理に忘れようとしなくても大丈夫。
紙やメモに、次の一文だけ書いてみてください。
「次は、〇〇してみる。」
たとえば、
「次は、返事をする前に一呼吸置く」
「次は、わからないことをその場で聞く」
具体的な行動を一つ決めたら、今夜はそこで考えるのを終える。
何度も同じことを考え続ける代わりに、次の自分のために一つだけ残す。
それだけでも、振り返り方を変えるきっかけになります。

💡 ONE IDEA
過去を何度も責めるより、未来の行動を一つ決める。
反省の目的は、昨日の自分を苦しめ続けることではなく、明日の自分に役立てること。
今夜、嫌なことを思い出したら。
「次はどうする?」と、自分に聞いてみてください。
- 3分で、考え方がひとつ増える。
ONE IDEAでは、日常の悩みをきっかけに、本や心理学から得られる気づきをわかりやすく紹介しています。
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