菊芋という作物をご存知でしょうか・・?
血糖値対策としてあの有名な??聞いたことはあるけど、詳しくは知らないけど・・?
はい。聞いたことがない/見たこともないという人も多いかも知れませんが、実は素晴らしい栄養を含む野菜として注目されています。
当ページでは、まずは「菊芋パウダーの選び方」を述べた後、菊芋の効果効能について迫っていきたいと思います!
菊芋とはどんな野菜なのか・・・?驚きの効果を知ることになるでしょう・・!
【比較】菊芋パウダーの選び方のポイント
いくつか菊芋パウダーを試してきましたが、商品選定に関し行き着いた結論。菊芋パウダーは以下基準で選ぶのが正しいです。
- イヌリン量
- 安全性
- 品質
- 商品価格
①イヌリンの配合量
やはりイヌリンの含有量は重要なポイントです。
イヌリンの含有量が多いほど、包み込む糖や脂肪の量を増やすことが可能になります。多ければ多いほど「糖対策」に関して効果を期待できるでしょう。
②産地の安全性
菊芋は実に生命力が強い作物で、日本国内だけでなく海外においても幅広い地域で生産されています。
幸か不幸か、中国でも広く生産されており、日本に輸入されている事実があります。海外では日本と農薬使用の基準も異なり、一般的には「規制が緩い」のです。
栽培段階においても、きめ細やかな配慮は無く、全てを生育させるためには、やはり農薬散布などに頼らざるを得ないという現状があるのです。
やはり「国産の菊芋」が安全性の面からは安心でしょう。また、GMP認定の工場で加工された菊芋も一定の信頼が置けるでしょう。
③品質
菊芋は非常にたくましい作物なので、どんな土壌でもそれなりに生育するのです。
やせ細った土壌で育った菊芋よりも、肥沃な土壌で育った菊芋の方が栄養豊富なのは自明です。安全性と重複する要素がありますが、やはり「産地」には慎重に判断を下した方が良いでしょう。
国産で、かつ生産者の顔が見える菊芋がベストですね。また、GMP認定工場では品質項目についても基準をクリアする必要があり、GMP認定を受けている菊芋は品質も信頼が置けるでしょう。
④商品価格
最後の項目は価格です。品質が良い菊芋であってもお値段が高額だと・・・。やはり購入・継続するのは躊躇してしまいますよね?
続けやすい現実的な価格の商品を選ぶことが「糖対策」への第一歩です!
おすすめの菊芋パウダー
上記4つの基準と照らし合わせた上で、おすすめの4商品をピックアップしてみました。
そして、残念なお知らせが・・・。
私が提唱している4つの基準を全てをクリアする商品は存在しませんでした。アマゾン、楽天、ヤフーショッピングでくまなく探索しましたが、4基準をすべてクリアする商品は存在しないことが判明。
そもそも、含有イヌリン量を明記している商品がほとんど存在せず。イヌリン量に記載がある菊芋パウダーはわずか1つだけでした。。(下表参照ください)
1.きくいもファイバー
- メーカー:菊芋ファイバー
- ①イヌリン量:4350mg
- ②産地:中国産
- ③品質認定:なし
- ④価格:2179円
- 内容量:150g
- 摂取量目安:5g
- コスパ:73円
2.国産菊芋パウダー
- メーカー:ニチガ
- ①イヌリン量:不明
- ②産地:奈良県産
- ③品質認定:なし
- ④価格:1800円
- 内容量:150g
- 摂取量目安:5g
- コスパ:60円
3.菊いも粉末
- メーカー:須藤農園
- ①イヌリン量:不明
- ②産地:宮崎県産
- ③品質認定:なし
- ④価格:2100円
- 内容量:100g
- 摂取量目安:5g
- コスパ:105円
4.菊芋パウダー商品
- メーカー:武蔵庵
- ①イヌリン量:不明
- ②産地:佐賀県産
- ③品質認定:なし
- ④価格:1400円
- 内容量:100g
- 摂取量目安:5g
- コスパ:70円
1商品ずつ簡単にレビューしていきたいと思います。
1.きくいもファイバー
唯一イヌリンの含有量が明記されていた商品。お値段も比較的リーズナブルで、なかなか良さそうですが、以下の2つのデメリット&懸念事項が。。
- 菊芋の産地が中国であること。
- イヌリン配合量の真否
1番に懸念されるのが産地の問題です。中国産なので、完璧な安全性を求める方にはオススメできません。
そして、イヌリンの配合量が商品質量の80%以上もあり、多すぎはしないか・・?本当・・・?という疑問。
一般的に、イヌリン配合量は「パウダー質量の50%前後」です。
本当に、すべてのパウダーに8割以上のイヌリンが含まれているのか?疑い深い私は、正直あまり信用していません。。
2.国産菊芋パウダー
こちらは無添加プロテインなどで有名なニチガの商品。価格もリーズナブルでメーカーとしての信頼性も高いと思います。
内容量も多くコスパ的にも申し分ありません。あとは、イヌリンの含有量さえ明示してくれれば・・・!
3.菊いも粉末&4.菊芋パウダー
この2商品は無名のメーカーの商品です。いずれも国産の菊芋を使用している為、チョイスしました。
しかし、これといって特色は無く、ニチガの菊芋パウダーと比較した場合、コスパも良くない為、購入すべき特別な理由は見当たりませんね。
結局どれを選ぶべき・・・?
はい。どの商品も一長一短あります。
とにかくイヌリンの配合量を重視!産地などの安全性は二の次!という方は、「1.きくいもファイバー」を選ぶことをおすすめします。
イヌリン量よりも、安全性やコスパを重視したい方はニチガの「2.国産菊芋パウダー」がおすすめです。
ニチガの商品の方が総合力では上位に位置すると思います。
ここまでは商品選びに関する解説でした。
ここからは、菊芋を食べることで得られる効果や使い方・注意点などを記載していきます。
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菊芋基礎知識
菊芋とは・・?
里芋やじゃが芋なら知っているけど菊芋って何?という人も多いでしょう。
他のイモ類のようにメジャーな野菜ではないのですが、実は私たちの健康に役立つ素晴らしい栄養素を含んでいます。
中でも血糖値対策に有用な成分「イヌリン」が作物の中では最も多く含まれています。
(これに関しては後述します)
菊芋はキク科ひまわり属の多年草で、北アメリカが原産で、日本には江戸時代末期頃に伝わりました。
食用とされているのはショウガにそっくりの根っこの部分で、その根っこに秘密が!!
根から「1年間でその土地の栄養分をすべて吸収する」と言われており、驚異的に生命力が強い植物として知られています。
大地の栄養分を余すことなく吸収する菊芋。「太陽と大地の恵みの植物」とも言われているんです。
菊芋に含まれる成分
どんな成分が含まれるのでしょうか??
イヌリン
天然のインスリンと呼ばれる菊芋。その秘密はインスリンです。糖の吸収を抑え、食後の血糖値が急上昇するのを防ぎます。
カリウム
豊富なカリウムも特徴の1つです。カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。何かと塩分高めの食事をしがちな方にも嬉しい成分です。
菊芋パウダーの効果
イヌリンが血糖値対策に効果的
菊芋の特筆すべき栄養素は、イヌリンと言われる水溶性の食物繊維です。里芋やじゃが芋などのイモ類の主成分はでんぷんですが、菊芋はそのでんぷんの代わりにイヌリンをたっぷりと含んでいることが大きな特徴です。
イヌリンが菊芋の主成分でパワーの源となっています。
世界中にさまざまな植物が生息していますが、その中でイヌリンを最も多く含んでいるのが菊芋だと言われていますからその凄さが分かるでしょう。
食物繊維にもいろんな種類がありますが、その中でもイヌリンはとても希少価値の高い食物繊維で天然のインシュリンとも言われています。
水溶性食物繊維であるイヌリンは、小腸で糖の吸収を抑制する働きがあるので血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
血糖値の異常によって起こる糖尿病は血糖値のコントロールが不可欠で、食事制限や運動、薬によって血糖値をコントロールしていきます。
日本には糖尿病予備軍とされている人も多く、そのような血糖値が気になる人に菊芋はぴったりな食材なのです。
イヌリンは天然のインスリン
あまり知られていない菊芋ですが、天然のインシュリンとも言われるイヌリンを豊富に含む注目の食材です。
血糖値や高血圧対策、腸内環境を整えるなどさまざまな効果効能が期待され、しかも低カロリーな注目食材です。
善玉菌のエサにも良い
また菊芋に多く含まれるイヌリンは、ビフィズス菌などの腸内細菌のエサになるプロバイオティクスでもあります。善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。
腸内細菌は短鎖脂肪酸という物質を作り出すのですが、これが腸の蠕動運動を促したり増えた善玉菌が便の量を増やす作用もあります。このように、イヌリンにはお腹の調子を整えてお通じを良くしてくれる効果も大いに期待されています。
イヌリンは中性脂肪対策にも有用
さらにイヌリンを摂ると血中の中性脂肪が低下することも報告されていますし、イヌリンには他にはない素晴らしい働きもあります。通常の食物繊維は、一度にたくさん摂取すればミネラル分の吸収を阻害することがあります。
しかしイヌリンはカルシウムやマグネシウムなどミネラル分の吸収を邪魔するどころか、ミネラル分の吸収を促す作用もあると言われています。
血糖値対策や整腸作用、中性脂肪を低下させるなど、さまざまな効果が期待されると同時に、不足しがちなミネラル分の吸収を促してくれるなど非常に優秀な成分がイヌリンなのです。
そのイヌリンを多く含んでいるのが菊芋で、そのため今、美容や健康に大いに役立ってくれると注目を集めているのです。
また菊芋はイヌリン以外にもビタミンやミネラル、必須アミノ酸などさまざまな栄養素を含んでいます。
中でも多く含まれているのがカリウムで、カリウムには余分なナトリウムを排泄する作用があり高血圧対策に欠かせない成分です。
またカリウムは筋肉にも欠かせないミネラルで、長時間の運動による筋肉の痙攣を防ぐなどの働きもあります。
低カロリーでヘルシー
そして低カロリーであることも菊芋の大きな魅力です。芋の仲間であるものの、でんぷんは少なめでイヌリンが主成分の菊芋は非常に低カロリーです。
100グラムあたりのカロリーは35キロカロリーとじゃが芋の半分以下なので、カロリーを気にすることなくたくさん食べられるのも魅力でしょう。
大変魅力的な食材である菊芋ですが、日本ではまだまだメジャーではありません。美容や健康に良いと注目され始めてはいますが、生鮮食材としてスーパーなどで見かけることはあまりありません。
そのほとんどがイヌリンの効果を期待した健康食品で、菊芋そのものが食卓に並ぶことはあまりないようです。しかし菊芋はスライスして油で炒めて食べたり、クセがないので生のままサラダにして食べてもとてもおいしいです。
ショウガのような見た目なので、スーパーなどで見かけたらぜひ実際に食べてみてくださいね。
菊芋パウダーに副作用はある?
あくまで食材の菊芋をパウダー状にしたものなので、副作用はありません。ただし、イヌリンや食物繊維を豊富に含むため、食べ過ぎた場合お腹が緩くなる可能性はあります。
また、カリウムを多く含むため、腎臓の機能が低下している場合は、高カリウム症になるリスクがある為、摂り過ぎには注意が必要です。
菊芋パウダーの使い方
いくつかご紹介
そのまま食べる
スプーンで1杯すくって、そのまま口に含みます。水と一緒に流し込めばOK!粉っぽさが口の中に残るのがデメリットですが、料理と合わせるのが難しいときはこれが一番お手軽です。
コーヒーに混ぜる
これもお手軽な方法。味もあまり変えることなく手軽に摂ることが可能です。
料理に入れる
様々な料理に入れることが可能です。
どれくらいの量を食べるか?
1日当たり5g程度が良いでしょう。各社の菊芋パウダーを見ても、1回あたり5g~10g程度を目安に。と記載してある商品が多いですね。
菊芋パウダーを毎回料理に入れるのが大変なら・・
毎回の料理に入れるのが大変。どうしても菊芋の風味と合わせづらい料理もあるので。。。
そんな時には粒タイプの菊芋サプリをおすすめします。
粉末タイプの成分は「菊芋だけ」ですが、粒タイプのサプリには「糖対策のエキスパート成分」が複数配合されており、心強いサポートとなるでしょう!
中でもおすすめしたいのは「糖対策」の成分が豊富な「ルックルックイヌリンプラス」です。
理由は、
- イヌリンの含有量が明記されている(食物繊維46,000mg/31日分)
- ナットウキナーゼ配合!ねばねば力で健康サポート
- 玉ねぎのイソアリインが低糖を強力サポート
お値段は少し高めで、リーズナブルさを追求する方には、決してお勧めしません。
菊芋だけではなく健康サポート成分が豊富に配合されているので、「糖」や「健康」に気を遣っている方には、是非一度は試して頂きたいと思います。
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