ADHD:混合型(Combined Type)とは何か

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表

こんにちは🍵やる気がなさそうに見える人、落ち着きがない人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です

まとまらない自分を、自分でも整理しようとしないまま、毎日をやり過ごしている

ADHD:混合型(Combined Type)は、「集中力の低下」「多動性」「衝動性」のすべてを抱え込んだタイプを指す

静かにしていれば「ボーッとしてる」と言われ、動けば「うるさい」と言われる

集中できなければ「やる気がない」と言われ、集中しすぎれば「空気が読めない」と言われる

何をしても、評価は常に反対側から飛んでくる

だから、どうすればいいのかがわからなくなる

「落ち着け」と言われた数分後に「ちゃんと動け」と言われる

本人の中では、その矛盾がずっと前から同居している

でも、言語化されないまま積もってきた

外から見れば「だらしない人」でも、内側では「どう整理すればいいかわからない感覚」に押しつぶされている

そしてその混乱に気づかれないまま、責められ続けている

この“見えにくい苦しさ”こそが、混合型ADHDの本質となる

混合型ADHDの主な特徴

・集中しようとしても注意がそれてしまう
・逆に、一度集中すると時間や周囲を忘れる(過集中)
・落ち着こうとしても体がそわそわする
・やることがあるのに、始められない/先延ばしが多い
・忘れ物、約束ミスが頻繁に起きる
・順番を待つのが苦手で、つい割り込んでしまう
・気分の上下が激しく、イライラや不安が積もりやすい
・感情が一気にあふれ、自分でも制御できない

「これ、やらなきゃ」と思った瞬間に、別のことに意識が飛ぶ 「ちゃんとしよう」としても、身体が反応しない 行動と意図がズレたまま、それを自分で責める悪循環が止まらない うまくいかない理由が明確にわかっていれば対処できるが、それすらわからない状態が続く まとまらない脳内と、動かない手足のギャップが日常になっている 何もしてないわけじゃない、でも何も進んでない感覚だけが残る

「なんでできないの?」という自分への怒りが、さらに脳内を混乱させる悪循環となる

複雑な特性に振り回される日常

混合型のしんどさは、単なる“不注意”や“多動”の足し算ではなく、「どっちに振れてもしんどい」ことにある両方の特性がぶつかり合っている

・集中したいのに、身体が落ち着かない ・動きたいのに、何から始めていいかわからない ・話したいのに、話しすぎて嫌われることが怖い ・止めたいのに、止まらない ・「やめなさい」「ちゃんとしなさい」と反対のことを同時に求められる

どれだけ気をつけても、想定外のミスやズレが起きることで、自己否定と疲労感が重なっていく日常のあらゆる場面で、「矛盾したまま動いている自分」に疲れていく

努力しても、結果は噛み合わない

「もっと頑張れ」と言われるたびに、「もう十分頑張ってるんだけど」と声にならない反論が積もっていく

ミスが重なり、自分に対する信頼もなくなっていく

気づけば、自分の中のリーダーシップが崩壊している

周囲からの誤解と“二重の責められ感”

混合型の人は、他人からも、自分自身からも「二重に責められやすい」状態に置かれやすい

・ミスや遅刻に対して「いい加減だ」と思われる ・落ち着きのなさを「幼い」「失礼」と受け取られる ・集中力のムラを「やる気の問題」と言われてしまう ・人間関係での衝突や孤立が起きやすくなる ・「できて当たり前」と思われて、助けを求めづらい

こうした誤解は、支援の遅れや診断の見落としにもつながり、長期的な苦しさを抱える要因となる自分でも「なぜできないのか」が説明できない

誤解されるより、「説明できない自分」に一番疲れてしまう

周囲に理解を求めようとすると、「それって甘えじゃない?」と跳ね返される

だから結局、誰にも頼れず、自分の中だけでこじれていく

「支援が必要なほど困っているように見えない」ことが、支援を遠ざける最大の理由となる

心理カウンセリングでの支援と“整える”体験

混合型ADHDの人に対する心理的支援では、「うまくやる方法」を押しつけるのではなく、「自分に合ったリズムや環境を一緒に探す」ことが重要になる

・何がトリガーで混乱や衝動が起きるのかを可視化する ・頭の中を一度“外に出す”作業(メモ・図解・整理) ・集中できる環境、休めるタイミングを整える ・「できなかったこと」ではなく「工夫している自分」に注目する ・“混ざっている自分”を責めず、理解しようとする姿勢を育てる

心理カウンセラーは、「あなたの特性が邪魔かどうか」を考える事はさせず「それとどう付き合っていくか」を一緒に試していく伴走者でもある評価ではなく、調整する

正解、不正解ではなく、うまくいく方法を検証する

そこに力を使える場所があって初めて、混合型の自分との付き合い方が変わっていく

あなたは“まとまらない人”ではなく、“複数の自分を持っている人”

集中できるのに忘れる 動きたいのに動けない その矛盾は、あなたが“バラバラ”なのではなく、“複数の自分”を持っている

バラバラなように見えて、同時に複数の自分が存在している

それを無理にひとつにまとめようとするから、パンクする

むしろ、いろんな自分がいて良く、まとまる必要は無い

その前提がない限り、どんな支援も届かない

まとまらないままでも、扱い方さえ見つかれば前に進むことはできる

完璧を目指すのではなく、整わない前提でやっていく

それが、混合型ADHDの現実的なスタートラインとなる


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