「〇〇の人と繋がりたい」で手軽に不幸に|同じ状況の人とつながることが、本当に幸せにつながるのか

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
同じ境遇の人とつながりたがる人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
精神疾患や発達障害を持つ人は、同じ悩みを抱える人とつながりたいと考えることが多いです
「自分の気持ちを理解してくれる人がほしい」「孤独を感じたくない」「支え合いたい」そう思うのは当然のことですが、正しいかどうかはまた別の話です
その選択が本当に自分を幸せにしているのか、一度冷静に考えてみるべきです
同じ状況の人とつながることが、本当に幸せにつながるのかと言うと、繋がらないです
同じ状況の人とつながる目的は、結局は、「頑張らない言い訳作り」です
1. 「共感」が生む落とし穴
同じ状況の人とつながることで、一時的に安心感を得ることができるかもしれない
「自分だけじゃないんだ」と思えることで、気持ちが軽くなることもある
しかし、ここで気をつけなければならないのは、「共感」は必ずしも前向きなものとは限らないということだ
·お互いに悩みを話すだけで、解決策が生まれない
·「つらいのは仕方ない」と慰め合い、現状から抜け出せなくなる
·「健常者は理解してくれない」と考え、社会との距離が広がる
共感し合うことで、むしろネガティブな感情が強化されてしまうこともある
本来なら前を向いて進まなければならないのに、同じ場所にとどまることを正当化してしまうのだ
2. 「同じ悩みを持つ人」が必ずしも良い影響を与えるとは限らない
同じ状況の人と関わることで、かえって自分の苦しみが増すこともある
例えば、精神疾患や発達障害を持つ人同士がSNSやコミュニティで交流すると、次のようなことが起こりやすい
·ネガティブな話題が増え、気分が沈みやすくなる
·「どうせ治らない」「社会は冷たい」と諦めモードになる
·相手の症状が悪化すると、自分も引きずられる
·「自分より大変な人がいる」と感じ、余計に落ち込む
「苦しんでいる人同士だからこそ分かり合える」という考えは一理あるが、それがポジティブな方向に作用するとは限らない
むしろ、負の感情が増幅され、抜け出しにくくなることのほうが多いのだ
3. 「安心できる環境」にいることが成長を妨げる
「自分のことを理解してくれる人とだけ関わりたい」という考えは、一見すると合理的に思えるかもしれない
しかし、それは「自分が変わることを放棄する選択」でもある
· 新しい人間関係を築く努力をしなくなる
· 社会との摩擦を避け続け、適応する力が育たない
· 「このままでいいんだ」と思い込み、改善の意欲を失う
変化は、必ず不安やストレスを伴う
しかし、それを避け続ければ、成長の機会を失い、結果として「生きづらさ」から抜け出せなくなる
4. 本当に必要なのは、「違う世界の人」とのつながり
本当に人生を変えたいのなら、「同じ悩みを持つ人」とつながることよりも、「違う世界の人」と関わることのほうが大切だ
· 自分とは異なる価値観を持つ人と話すことで、新しい視点が得られる
· 成功している人、前向きに生きている人と関わることで、自分も影響を受ける
· 「どうすれば状況を改善できるか」を考えられるようになる
もちろん、急に環境を大きく変えるのは難しいかもしれない
しかし、小さなことからでいい
「自分とは違う考え方の人と話してみる」それだけで、視野は広がる
5. 「共感」よりも「成長」を求める生き方を
あなたの言う「共感」は、一時的な安心をもたらすが、長期的な成長にはつながらないことが多い
本当に幸せになりたいなら、求めるべきは「共感」ではなく「成長」だ
· 「つらいね」と言い合うのではなく、「どうすれば良くなるか」を考える
· 「理解してくれる人」を探すのではなく、「違う考え方を持つ人」から学ぶ
· 「わかってほしい」と求めるのではなく、「変わる努力」をする
「同じ状況の人とつながりたい」という気持ちは否定しない
人間の本能にあるからだ
しかしその気持ちを行動に起こすかどうかは、あなたが決められる
そして、その行動が「現状維持」や「諦め」に向かうなら、それは自分を不幸にする選択だ
賢い人は、本当に求めるべきものは何か、それを考えて行動する