明日から使えるデッキチェック時短術
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明日から使えるデッキチェック時短術
前提: プレイオフ前に全デッキのデッキチェック(以下DC)をする文化圏向けの記事。っつーか、EVOLVE村でDCに1時間近くかかっている人が居るのを見かねて、正攻法ではないが即時短に繋がるコテクを紹介する。
では、さっそく本題に入る。
- プレイヤーに予めソートしてから提出して貰おう
予選最終ラウンド開始前にアナウンスして、TOP8に入る見込み(N勝1敗以上)のプレイヤーには、バトルが終ったタイミングでデッキの提出をお願いしよう。
またその際、「提出前にリストと齟齬がないかご自身でも確認するため」というていで、本人の手でカードをコスト順(欲を言うとデッキログ順)に並べた状態で提出して貰おう。DCにかかる時間の大半は、カード別にソートする作業なので、これで大幅な時短が可能。
「それじゃー、ズルい奴がデッキを修正しちゃうよ!」って思うかもしれないが、そもそもTOP8でDCするぞってオペレーションだと、本当にズルい奴なら直前なり最終ラウンド前に修正しています。TOP8DCで引っかかる人の殆どは、超ズルい奴ではなく、うっかりさん。うっかりさんがバトル間に気付いて直す分には、元々ペナルティは出ません。
つまりTOP8DCは、不正を見つける手段としては機能していない。違反を防止する為の手段としてなら機能する。
- 残りそうな人を予めDCしておこう
あの人はJCS TOP8の××さん!流石に残りそう!!って話ではなくて……
(64名6回戦の大会想定だと)5回戦開始時に4-0の卓の2人に、自山のシャッフルを終えて相手に提示したタイミングで声をかけて、デッキを預かろう。このバトルで勝つ人は100%で1敗まで、負けた人も次勝てば(=50%で)1敗に収まるので、TOP8DCが1.5/8個終わったようなもんです。(実際には2敗のタイブレーカー上位になる可能性もまあまあ高いので、もうちょい期待値高い)
その応用で、4回戦の上位卓を見守って、早く終わった1卓で勝った人(4-0)のデッキを預かってチェックしよう。この人は75%でTOP8に残るから0.75個分のDC効果。(負けた人のも一応チェックしたら、0.75+0.25で1個分)同様に5回戦で一番最初に5-0した人のデッキを預かったら100%残るので1個分です。(両方貰って1.5個分)
- DCを幾つかサボろう
順位基準で以下の様なブラケットがあるとすると、1-8と4‐5の4個だけデッキを預かって、3-6と2-7は先にバトルを始めて貰う。
1-8┓
4-5┛┓
3-6┓┛
2-7┛
預かった4デッキをDCするのに15分かかって、1-8と5-4に対戦を開始して貰うのが15分遅れたとすると、概ね3-6と2-7は15分早く終わる。4デッキ終わらせるのがキツいなら、①と②で先にやっておいたDCも勘案して上手く手を抜く。
この15分で、3-6の勝者と2-7の勝者をDCすれば、DCが大会終了時間に及ぼす影響は最大半分で済むかもしれない。
- 番外編:デッキログはあらかじめ開いておけ
デッキを預かってからデッキログを開くのは時間の無駄。
対戦組み合わせを作ったら/順位を出したら、適当にVlookupとかしてニックネーム対デッキコードを出す。デッキコードが出たらその脇に、『="https://decklog.bushiroad.com/view/"&デッキコードのセル』して、デッキログのURLを生成する。※なに言ってるか分かんなかったら適当にググってください。
DCで狙っているテーブルのデッキログは予め開いておこう。
おわりに
いろいろ誤魔化して時短するテクニックを紹介してきたが、如何だっただろうか?
と はいえ、これらはやっぱり誤魔化しに過ぎず、まずは十分な人員を確保する事が正攻法である。100回練習して1デッキ2分で返せるようになるのも手だが、二人でやって、単純速度2倍!のパワーには何者も敵わない。
週末の店舗大会で、DCの為に30分以上大会が止まらないことを願っています。