身長に関する研究 親子の相関性についてはどうなっているのか?

身長に関する研究 親子の相関性についてはどうなっているのか?

yoimono

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身長を高くしたい、もっとスタイルを良くしたいと考える人は多いものです。

でも、その身長がどうやって決まるのか、伸ばす方法はあるのか?このことについての決定打となるような研究結果というのは出てきていないように思われます。

今現在身長に関する研究はどこまで進んでいるのかということで調べたところ城西大学において親子の遺伝に関する相関性について研究している文献が見つかりました。

城西大学の研究結果

城西大学の研究結果としては以下のような文献がwebでも見ることができるようになっています。

ヒトの身長・体重における親子相関https://libir.josai.ac.jp/il/user_contents/02/G0000284repository/pdf/JOS-KJ00004569848.pdf

ぱっと見ても一般の人にとっては難しい内容になるかと思われます。
ここでは身長・体重において親子でどの程度の関連性があるのか?つまり遺伝で決まる要素があるのかということを調べたというわけです。

全体で担当している学生から632組のデータが得られたということで、完璧とはいえないかもしれませんが、調査用のデータ規模としてはなかなかの信ぴょう性が出てくる規模になるでしょう。

その結果出てきた数値としては

父-息子 父身長166.21cm 息子171.74cm 相関係数0.338
父-娘 父身長168.78cm 娘158.44cm 相関係数0.317
母-息子 母身長155.83cm 息子171.82cm 相関係数0.447
母-娘 母身長155.32cm 娘158.36cm 相関係数0.358

このような結果が出てきたということです。男性の平均身長が171cm、女性の平均身長が158cmというのは一般的なものでありますし、この母集団の状態もこれだけの母数が集まるとほぼ平均と同じ状態になったということがわかります。

この相関係数は1に近いほど相関性が強いものになります。
0.2以上0.4未満というのは弱い正の相関と言われています。

父-息子、父-娘、母-息子、母-娘の身長ともにすべて弱い正の相関にあるということ。これは、相関性がある=遺伝で身長が決まる要素はあるが、その要素は弱いということの証明になります。

ちなみに体重で見た場合の相関性は、
父-息子 0.17
父-娘 0.26
母-息子 0.11
母-娘 0.20
という研究結果が出ていました。息子と娘で相関性の数値が若干異なりますが身長よりも相関性は低く、遺伝によってはほとんど体重は決まらないということになるようです。

体重の方が自分でコントロールが効きやすい、運動や食事制限で減らすこともできるし、逆に増やすこともできると言うことで、後天的に調整しやすいのは明らかで相関性は低くなるのでしょう。

太りやすい遺伝子等ももちろんあると思いますが、実際に体重にまでは反映しないようです。

この研究結果から言えることは?

この相関性の研究結果から言えることなのですが、正直これだけではどの程度の相関性があったかというだけで、実際に何割が遺伝で決まるとかそういったことの証明はしようがないのではと思われます。

調査方法としても、あくまでアンケートで数値を計測したのみです。アンケートのブレ幅という意味ではなく、何か遺伝子研究等で数値を出したものではありませんので、ただ親子の身長数値の関連性がある程度あるが、弱いという結果を出したのみになります。

具体的に今の自分の子どもが身長何cmだからこのままでは何cmで身長が止まる、このような行動をすれば何cmまで伸びてくれる。ここまでわかると対策等もやりやすいのですが、そういうものではないということですね。

身長の対策をしたいと考えている人の救いとなる部分としては、「親子の相関性はあるが弱い相関性しかない」ということ。

親の身長が低いからといって、必ずしも子どもが同じように低くなるとは限らないということです。逆に親が身長が高いとしても子どももそうなるとは限りませんので、身長を高くしたい場合に油断できないということにもなってしまいます。

遺伝で決まる分が何割かという疑問

研究結果からは離れますが、身長の話をすると遺伝で決まるのは何割くらいなのかという話が出てきます。

本当にこれは多くの説があるようで、2~3割程度しか遺伝の影響力がないというものもあれば、8~9割くらいが遺伝で決まるというような声もあったりします。

この何割ということがよく出てきますが、これが何cmに該当する話なのか。これがはっきりと示されているものがなく、疑問に思ってしまうものなのです。

1割というのは身長全体に対する1割のことを言っているのでしょうか?そうすると身長170cmで17cm、160cmで16cmも変わってしまいます。
身長170cmの17cm差なんて162cmと179cmの差になるようなのもので、もうこう見ると何も遺伝は関係ないなんてことと同じことになってしまいます。

さすがにそんなことはなくて、可動可能な部分が何割あって、そのうちの何割みたいな話だとは思うのですが、それが具体的に何cm程度の影響を及ぼすのか、そのような話題は一切見かけません。

遺伝で決まる分は5cm!とか言ってもらえればわかりやすいのですが、そのような指標が出てこないということは、実際にはまだまだ研究段階というか明確な答えがないものになるのでしょう。

遺伝で決まるといっても、まさか1cmレベルで決まるなんてことはありえないですよね。実際に身長が5cmも変わったら本人としては全然別の感覚になってしまわないですか?

170cmと175cmの人のことをほとんど変わらないという人はいないでしょう。生物学的な面で見るとほとんど変わらないですが、人同士の身長で見るとこの5cmは大きいのです。遺伝でどうだということを結論づけることがあまり意味のない話なのかもしれません。

私達は何ができるのかということ

遺伝の影響の研究をしていくということは大事なことになりますが、結局その結果を待っても私達の現実的な身長が高い低いという問題が解決するわけではありません。

今、身長が低くて悩んでいる、もっと伸ばしたいという思いを持っている人がいる場合、遺伝だからどうだという話をするのではなく、とにかく伸ばせることをなんでもやってみるというのがベストです。

遺伝以外にも栄養・運動・睡眠で身長が伸びるということはほぼ確定事項として決まっているものになりますし、できることは何でも試してみた方がいいのです。

身長を伸ばすサプリメントというようなものも試してみて損することはないでしょう。

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できることは全部試してみて、その結果伸びないということであればそれはもう仕方がありませんし、おそらくやれることはやっていけば数cmアップくらいの結果は十分見込めるのではないでしょうか。

また身長による研究等で面白いものが見つかれば紹介していきたいと思います。すべてが解明するというのはまだまだ先になるでしょうし、できることをやっていくのが一番ですね。

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この記事のライター

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良いものの紹介、また世の中の動きに対しての意見等を書いていきます。ダイエット・英語学習・サプリメント・通信・教育・働き方等のジャンルが好きだったりします。

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