アレンスキー、24の性格的小品を購入してみた。
増田朋美
みなさんこんにちは。寒い日がつづいていますが、お元気でしょうか。こちらは寒いなかでも、防寒しながらなんとかやってます。無理をしないのが一番だと思います。
さて、今回のお話は、アントン・アレンスキーの、24の性格的小品を購入して見たおはなし。まずは写真をみてください。

プリズム社の楽譜で値段も比較的安く、購入しやすい楽譜です。内容はアマチュア向きと言われましたが、読みやすいし、決してヘンレなどに劣らないと思います。
24曲収録されていて、どれもそれぞれ個性があり、単独で弾いても良し、何曲か抜粋しても良しです。それぞれの曲にはタイトルもあり、イメージしやすいでしょう。和声的には、とても個性的であり、ちょっとこれは受け入れられない様な音も登場しますので、結構上級者向けなのかなと思います。
ちなみにアレンスキーという方は、深刻な精神疾患を患ったそうですが、曲を弾いてみると、美しいものを否定しない心、というのがよく出てくるなと思います。だからこそ、病んでしまったような。こうなると、弾くのに抵抗ある方もいらっしゃるかもしれませんが、安寧を求めて苦しんだということは、現代にも通じるかもしれません。
アレンスキー、24の性格的小品、意外とお勧めですよ。
