スーク、母について ステーンハンマル、晩夏の夜を購入してみた!

増田朋美
みなさんこんにちは。だいぶ日が落ちるのが早くなり、秋が近くなったなあとおもわれる毎日です。まだまだ、暑いですけど、ちょっとずつ秋に向かっていると思いたいよね。ほんとは思えないといけないんだけどね。そんな日々がつづいています。
さて、今回は、ピアノの楽譜を、購入したお話。長らく悩んでいたネタ切れからも、解放されそうです。
今回購入しましたのは、プリズム社の楽譜で、こちらの2冊。

スーク、母について
ステーンハンマル、晩夏の夜
スークは、チェコ系の作曲家ですが、この母について、を、弾いてみますと、大変和声的に複雑であり、解読が難しいのですが、時々ながれてくる、美しいメロディが印象にのこります。曲については、全く詳しい情報がなく、どういう経緯で書かれたかは全くわかりませんが、母について、というタイトルなので、お母様についての挽歌のつもりで書いたのかもしれません。いずれにしても、悩み苦しむ息子さんのために、お母さんが慰めたり一緒に悩んだりして、そんな素晴らしいお母さんを垣間見るような美しい作品です。最後の贈り物という曲では、お母様への感謝の気持ちが伝わってきて、涙もでてきます。
他にも、命と夢、子守唄、という曲が入っていますが、スークという方は、こういう重たいテーマを書くのが好きだったんでしょうか。どれも、和声的に重厚で、重たいテーマばかり。でも、なんか弾いてみたい気にもさせられるような、曲が多いです。
右側はステーンハンマル、晩夏の夜ですが、おそらくステーンハンマルも聞いたことないよなあ?とおもわれると思います。なんだか北欧の作曲家のようですが、全く詳しい情報はありません。だけど、この晩夏の夜も、夏が終わってしまって寂しいな、という感じの気持ちがよく表れていて、すごいなとおもわれる作品です。演奏技術的にも難しくないため、気軽に弾いてみたいとおもわれる曲です。
あと、幻想曲、3つの即興曲が収録されており、どれもさほど大曲ではなく、気軽に楽しめそうな感じの曲ばかり。この、ステーンハンマルは、良い買い物をしたなと思いました。
そんなわけで、今回の楽譜購入では、スークは、重たい曲をじっくりやりたい方に、ステーンハンマルは、気軽にたのしく弾きたい方におすすめできる楽譜です。プリズム社の楽譜は、こういう面白い方を紹介してくれるのでうれしいですね。有名な曲も良いけど、こういうマニアな曲を弾くのも、ピアノの楽しみです。
スークも、ステーンハンマルも聞いたことないと思うけど、興味がある方はぜひトライしてみてください。