グラズノフ サロンワルツ

増田朋美

増田朋美

皆さんこんにちは。暑い日々が続いていますが、お元気でしょうか。もうすぐ梅雨明けが、待ち遠しいですね。早く夏らしい夏空がみたいなと思っている私です。

さて、今回の曲紹介は、グラズノフのサロンワルツハ長調です。サロンワルツというのだから、あまり大勢の人がいる場所で弾く音楽と言うわけではなさそうな曲で、のんびりと、ゆったりした曲になっています。

中間部は、ヘ短調になり、ちょっと悲しいなという気持ちもあったのでしょうか。そういうふうに涙を見せつつ、ハ長調に戻ってワルツは続き、のんびりさを失わないで終わります。左手の和声感はそれほど複雑ではなく、平凡な伴奏ですが、右手のメロディーはショパンのワルツなどとは違い、個性的です。ショパンのワルツのような、美しく洗練されたと言う感じのワルツではありません。でも、何よりも右手の動きが面白く、変わった動きを楽しむワルツといえば良いかな?

あまり知られていないグラズノフですが、作曲だけではなく、指揮者としても活動していました。

楽譜は、プリズム社のロシア人作曲家ピアノ作品集という楽譜をつかっていたのですが、読みにくかったので、アルフレッドからリプリントされているカルマス社のものに買えました。運指は必要最小限だけあればよく、あとは自分流にしてしまうため、カルマス社のほうが、使いやすかったです。逆にグラズノフは有名な作曲家ではないため、輸入盤のほうが入手しやすいですよ。

日本の楽譜は運指や強弱記号など細かいけど、私はめんどくさいというか、運指は必要最小限だけあれば良いかなあと思っているので、あまり使わないです。まあ、全音のマニア向きの楽譜は別ですけどね。

というわけで、グラズノフのサロンワルツを紹介しました。

弾いてみたくなった方は、ぜひ、トライしてみてくださいね。それでは、今日はこのへんで。とっぴんぱらりのぷう。


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この記事のライター

増田朋美

琴弾き、ピアノ弾きという二つの草鞋を履いて生活している人です。 このサイトでは、お箏の事について、ピアノの事について、私が学んできた事を、列記していきたいと思います。 まだまだ未熟ですが、お付き合いくださりますとうれしく思います。 SNSでは本名で活動していますので、ご了承くださいませ。

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