バラキレフ ワルツ4番
増田朋美
長らく使用していなかったtipsのアカウントですが、捨ててしまうのももったいないなあと思い再利用することにしました。以前チャージバック詐欺みたいなことがあったので、このサイトは使えないかなと思いましたが、noteに継ぐ便利さを持っている。だったら、使わないてはないですね。それに色んなものを配信できるよい世の中になったものですから。
それは嬉しいし、やはりサイトが継続してくれているというのは、何か意味があるんだろうな、と勝手に思ってます。
そんなわけでこちらのサイトでは、主に音楽にまつわる情報を発信して行こうと思っています。具体的には、ピアノで弾いた曲の紹介や、楽譜の紹介、あるいは、演奏したピアノの感想などを書いて行こうかなと思っています。本当は動画でやるのが一番何でしょうけど、其れは機材がなくできないため、それなら、こうした文章で残していけばいい。ないものを数えずあるものを数えて生きていきたいと思っています。
そんなわけで、早速曲の紹介ですが、記念すべき第一弾は、バラキレフのワルツ第4番を紹介したいとおもいます。
であったのは、ケーレマン出版社、バラキレフ全集第3巻を購入したときに、偶然載っていました。ひばりなどで有名なバラキレフですが、逆を言えば、ひばり以外に有名なピアノ曲は、ほぼありません。それくらい、日本では知られてないです。一応バラキレフの楽譜は、ケーレマン出版社のバラキレフ全集第3巻、第5巻あと、ユンゲルソン社のバラキレフピアノ曲選集を持っていますが、いずれも現在ロシアの世界情勢のせいでしょうか、入手性は絶望的に悪いです。なので、弾いてみたいと思ったら、ピアスコアなどで、ダウンロードすることをおすすめいたします。
楽譜だけみたら、あまり技巧的とか、超絶技巧みたいな要素はなく、簡単そうに見えますが、半音階を持ちいた和声進行や、中間部が変ホ短調という黒鍵の多い調であることから、なかなか難易度の高いワルツです。特に、ドのフラットや、ファのフラット、ダブルフラットなどが多くて混乱してしまいやすく、なかなか練習しても取得しにくいです。最近になって、内声の動きも感じ取ることがデキるようになったけど、この曲は、とにかく大変。ずっと集中しなければならないし、なおかつ黒鍵が多くて弾きにくい、和音が跳びすぎていて指がとどかない、などの難点が多く、無我夢中で練習してしまうため、安定剤やドリング剤などが必須です。もう薬がないと練習できないって、何なんだよって感じだよね。
とりあえず、両手で合わせられるようにはなりましたが、まだまだ完成には程遠いです。とにかくこのワルツを弾くには、習うより慣れろです。半音階的な進行や、普段使わない臨時記号になれるには、とにかく数を重ねるしかないんです。それで、メロディーや特徴を抑えていくしかないんかなと思っています。
まあ、難易度の高いワルツですが、焦らず慌てずマイペースで弾いていきたいですね。
何をするにも自分のペースを守るというのは大切です。
ちなみにバラキレフという人は、ロシアの作曲家ですが、いわゆるロシア5人組のまとめ役みたいな人だったそうです。他の作品も弾いてみると、結構個性的で、他の人にはない雰囲気をしていることが多く、画一化した他の音楽家とは、ちょっと違うなあという感じがいたします。それ故に弾く側としては、苦労はさせられますが、他の人と違う曲をやりたいとか、目立ちたがり屋の方は、トライしてみると良いかもしれません。よろしければお試ししてみてください。それでは今日はこのへんで、とっぴんぱらりのぷう。