シャルヴェンカ、ポーランド民族舞曲op3-1を弾いてみた。
増田朋美
皆さんこんにちは。今回は、ものすごい大型台風がどうのという中での執筆になりますが、危険を知らせるという存在はたくさんありますので、ちょっと癒しを届けたいみたいなつもりで記事を書いてみました。役に立つのか立たないかはわからないのですが、なにか参考になってくれればなとおもい、書いています。
さて今回は、シャルヴェンカという方の、ポーランド民族舞曲op3-1を弾いてみた、というお話。多分シャルヴェンカという方もしらないのではないかなと思います。正式に言いますと、フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカという方だそうで、ポーランド系のドイツ人です。完全にポーランドというわけではありません。そういう、言い方が悪いですが、中途半端?な民族系統だからこそ、愛国心というか、ポーランドの民謡を書いてみたくなるのかな?
曲そのものはこんな感じです。調性は、変ホ短調。なんだか、怒り爆発のような、冒頭から始まります。
途中で、おだやかな曲想になりますが、半音階進行が続いたりして、不安定な感じを示しています。怒り爆発のような部分と、不安定な穏やかさを交互に繰り返します。
中間部は、同主調の変ホ長調になり、やっと落ち着いてきたなと言う感じになります。この使い分けが、結構な見せどころ。ショパンのマズルカとにてますが、こちらのほうがよりメロディも男性的で、激しい感情が伝わってきます。
最終的にはまた変ホ短調に戻りまして、いっときおだやかなところを見せますが、また怒り爆発のフレーズでおわります。
理由はよくわかりませんが、いろんな作曲家の作品で、いちばんと名のつく作品は、結構激しいなあとおもわれるものが多い気がします。
例えば、ブラームスのソナタなんかも、そんな気がするよね。それが青春の一コマなんでしょうが、怒り爆発のようなフレーズを書いています。
若いときの作品というのは、怒りが傑作を生んでいるのでしょうか?そう考えると、怒りも悪い感情ではないのかもしれません。
本日も恐ろしいほど雨が降っていますが、もっと国民が怒ってよいと思います。本来、こういう非常時には、政府が率先して、こうしろああしろ、と、指示を出して良いはずです。たしかに備えが大事なのはわかりますが、それをさせて、責任のがれをしているようにしかみえません。こういうときに放置しないで、こうすれば大丈夫なのだ!というような、前向きな姿勢を政府日本、示してもらいたい気がします。
私は若いからどうのと言われてないがしろにされたことが多かったのですが、多分こういう作品に触れていますと、若いときって、怒りや不安などいろいろ辛いことがおおいんだろうな、というきがいたします。単に、若い人の妄想ではなく、もう少し、若い人たちが苦しんでしまうことに目を向けてほしいなあと思います。それを馬鹿にしないのが、本当に国家として優れているのでしょう。