ル・クーペ マズルカ風の素描を弾いてみた。

増田朋美

増田朋美

皆さんこんにちは。暑いというより熱い日々が続いていますが、お元気でしょうか。

我が家では、お風呂のお湯をお湯にしなくても熱いお湯が出るという事態が発生し、大慌てでした。幸い大したことなくよかったのですが、びっくりします暑さでした。

さて、本日の曲は、フェリクス・ル・クーペという方の、マズルカ風の素描op9と言う曲です。日本では、ピアノの練習ABCくらいしか知られていませんが、それ以外の作品は、カワイ出版で、「ル・クーペピアノ曲集」として、出版されています。入手は、通信販売で買うことができますので、さほど難しくないと思います。曲の冒頭はこんな感じ。

調性は、ロ短調ですが、途中、同主調のロ長調と、ト長調に転調し、終わりは、ロ長調で終わりますので、絶望的に暗いという作品ではありません。だから、あんまり重たすぎず、ちょっと物悲しいなあくらいにとどめて置くとよいと思います。

難しいのは、装飾音の多いことで、これを合わせるのって結構大変だよね。なかなか指が回らない方もいると思いますが、装飾音は、重く考えずにかるい気持ちで弾くのが、コツなんだと思います。和声的には、あまり複雑怪奇なところはなく、すぐに馴染むなあと言う感じなので、弾きやすいと思います。

三拍子で確かに踊るような舞曲になっていますので、マズルカ風ということもあり、短調ではあるけれど、気軽な気持ちで弾ける曲なんでしょう。ただ、曲の途中では、結構荘厳なところもあるので、そこの違いを出すのもまた楽しです。

日本では、本当に、ピアノの練習ABCくらいしか知られていませんが、このル・クーペピアノ曲集、意外に面白い曲が入ってまして、結構面白いじゃないか!と思われます楽譜です。私は、ピアノの練習ABCは弾いた経験がないため、どんな本なのかは知りませんが、練習曲だけを書く人なんていないよね。

ちなみに私は、レッスンでも、大の練習曲嫌いであり、まともにやったのはショパンの練習曲くらいでした。チェルニーも、ソナチネアルバムもつまらなかった。見かねて、海外から来た先生に見てもらいましたが、それからやっとピアノが楽しくなってきましたね。

だから、練習曲ばかりが有名となるとちょっと寂しいですよね。

それ以外の作品も広まってほしいと思います。

それでは今日はこのへんで。

とっぴんぱらりのぷう。


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この記事のライター

増田朋美

琴弾き、ピアノ弾きという二つの草鞋を履いて生活している人です。 このサイトでは、お箏の事について、ピアノの事について、私が学んできた事を、列記していきたいと思います。 まだまだ未熟ですが、お付き合いくださりますとうれしく思います。 SNSでは本名で活動していますので、ご了承くださいませ。

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