連載小説【女難の家に生まれた五人兄弟】2

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第二話 傷の舐め合いと三男のお漏らし事件

長男の肩こりが最近ひどい。

もう10年も女の生き霊に取り憑かれている。

「それって、夫婦歴10年ってこと?いまだ独身なのにね。ウケるw」

五男が不用意に長男をからかう。食事担当は長男だ。次男も三男も馬鹿ではないから長男だけはいじらない。食事を作るやつには、世界大戦が勃発しても歯向かうべきではないことをいい大人だからよく心得ているのだ。

「五男、お前、テストはどうなんだ?」

四男は賢い。長男が窮地に立たされた時さりげなく助け舟を出す。だから、いつも四男の弁当だけ唐揚げが一つ多く、深夜に帰宅してもおかずが一品追加されている。それを次男も三男も疎ましく思っている。

「なんでいきなりテストの話になるんだよ!!」

「話が唐突で何が悪い、事件はいつだって突然だ、恋だってな」

次男が思わず吹き出す。三男が次男の足を踏む。

この家で女絡みのことで笑ってはいけない。耐久永遠に笑ってはいけないが開催される。誰の傷口に塩を塗るかわからないから、互いに傷を舐め合うように恋愛、女の話は避けているのだ。平和維持活動の一環である。

「突然だから美人局に3回もあってるってこと?でもさ、俺赤点取っても必ず1回で合格するけどねw頭の出来の違いってこと?」

ピリついている。今日はピリついている。三男が平和維持活動に乗り出すべく言葉を模索する。

「今日はお日柄もよく、、、」

それだめ!!結婚式のやつ!!だめ!!!


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