
結論:ネットワーク設定のリセットで消えるのは「つなぎ方の記録」だけです。写真・LINEのトーク・アプリ・連絡先は残ります。ただ、Wi-Fiのパスワードは消えるので、実行前にメモしておくのが一番大事な準備なんです。
「圏外が直らない」「Wi-Fiにつながったり切れたりする」といったトラブルで、サポート窓口からよく案内されるのがネットワーク設定のリセットです。ただ、名前の響きが強いので「スマホの中身が全部消えるのでは」と身構える方が多いんですね。あなたは、リセットした後に自宅Wi-Fiのパスワードをすぐ言えますか? この記事では、iPhoneとAndroidそれぞれで何が消えて、何が残るのかを整理し、実行前に準備しておくものまで一気にまとめます。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
ネットワーク設定のリセットとは何をする操作か
ネットワーク設定のリセットは、スマホが通信に使う設定値だけを工場出荷時の状態に戻す操作です。対象になるのは、これまでに接続したWi-Fiの一覧とパスワード、手動で入れたVPN、モバイル通信の細かな設定(APNなど)、機種によってはBluetoothのペアリング情報です。一方で、本体に保存された写真・動画・アプリ・アプリ内のデータ・連絡先・メッセージ履歴は対象外です。
Appleのサポート情報では、iPhoneの場合「これまでに使用したネットワークとVPN設定のうち、構成プロファイルやMDM(モバイルデバイス管理)でインストールされたもの以外が削除される」と説明されています。つまり、会社から配布されたプロファイル経由の設定は残り、自分で入れた設定は消える、という区別なんです。
「初期化(すべてのコンテンツと設定を消去)」とはまったくの別物で、所要時間も再起動を含めて1〜3分程度です。メニューの中で隣り合って並んでいるので、押し間違いだけは避けてください。

イメージとしては「住所録は残して、道順のメモだけ捨てる」操作です。設定がこじれて通信が不安定なとき、一度まっさらにして組み直すための手段なんですね。
リセットで消えるもの・消えないものの一覧
- 消える:保存済みのWi-Fiネットワーク名(SSID)とパスワード。自宅・職場・実家・カフェなど、すべて再入力が必要になります
- 消える:自分で手動追加したVPN設定(VPNアプリが作った構成は、アプリを開き直せば再作成できることが多いです)
- 消える場合がある:Bluetoothのペアリング情報。イヤホン・スマートウォッチ・車載機は再ペアリングが必要になるケースが多いです
- 消える:手動で入力したAPN設定や、モバイルデータ通信のオン/オフ以外の細かな設定
- 消えない:写真・動画・アプリ・LINEのトーク履歴・連絡先・メール・カレンダー
- 消えない:SIMカード・eSIMの回線情報そのもの(電話番号は残ります)
- 消えない:構成プロファイルやMDMで配布された会社の設定
iPhone・Androidでの実行手順と準備物
- 準備物は3点:①よく使うWi-Fiのネットワーク名とパスワード(ルーター側面や底面のラベルに記載されていることが多いです) ②Bluetooth機器の一覧 ③VPNやAPNを手動設定している場合はその設定値
- iPhone(iOS 15以降):設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → リセット → 「ネットワーク設定をリセット」を選び、パスコードを入力
- Android(Pixelなど):設定 → システム → リセットオプション → 「Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット」。Android 15以降の一部機種では「モバイルネットワーク設定をリセット」と「BluetoothとWi-Fiをリセット」に分かれています
- Galaxy:設定 → 一般管理 → リセット → 「ネットワーク設定をリセット」
- 自動で再起動したら、Wi-Fiを選び直してパスワードを入力し、Bluetooth機器を再ペアリングします
- 楽天モバイル回線でAndroidを使っていて通信できない場合は、APN一覧に「rakuten.jp」があるか確認し、なければ手動で追加します

ここがポイントです。メニュー名は機種やOSのバージョンで少しずつ違います。迷ったら設定アプリの検索欄に「リセット」と入れると、目的の項目まで最短でたどり着けますよ。
ここに注意⚠️
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」と押し間違えない。こちらは本体の初期化で、写真もアプリも消えます
- iPhoneでは、「すべての設定をリセット」の画面などで「eSIMを削除」を選ぶ項目が出ることがあります。eSIMを消すと再発行の手続きが必要になるので、ネットワーク設定のリセットだけを選んでください
- Wi-Fiパスワードがわからないまま実行すると、自宅で通信できず、データ容量を想定以上に使ってしまうことがあります
- 会社支給のスマホは、管理者の許可なく実行しない方が安全です。社内Wi-Fiの証明書が再設定できなくなる場合があります
- リセットはあくまで「設定のこじれ」を直す手段です。エリア外や回線障害が原因なら改善しないので、先に障害情報を確認しておくと無駄がありません

まとめると、怖い操作ではないけれど「パスワードのメモ」と「押す項目の確認」の2つだけは外せない、ということです。再起動や機内モードのオン/オフで直らないときの、次の一手として覚えておいてくださいね。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
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次回は、リセットしても直らなかったときに確認したい「SIMの抜き差しとeSIM再発行の判断基準」を整理する予定です。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
