
結論:着信転送も留守番電話も、回線と再生方法さえ選べば月額0円で運用できます。お金が出ていくのは「月額オプション料」ではなく、「転送先までの通話料」と「留守電の再生のしかた」の2か所なんです。
あなたのスマホ、留守番電話に毎月いくら払っているか、すぐに答えられますか。通信費を見直すとき、プランの月額ばかりに目が行って、通話まわりのオプションが契約したまま残っているケースはよくあります。
この記事は、「仕事や学校からの電話は取りこぼしたくない、でも通話オプションに毎月お金は払いたくない」という方に向けて書いています。読み終わるころには、自分の回線でどこまで0円でまかなえるのか、どこから料金が発生するのかの線引きがはっきりするはずです。
なお、申込前の疑問を個別に質問できる窓口を、記事の最後に載せています。
留守番電話と着信転送は、料金の出どころが違う
ひとまとめに「留守電まわりの機能」と呼ばれがちですが、中身は別物です。
留守番電話は、通信会社のセンターが相手の伝言を預かる仕組み。着信転送は、かかってきた電話を自分が指定した別の番号へそのまま流す仕組みです。
料金の出どころも違います。留守番電話は「月額オプション料が発生する会社」と「オプション料なしで使える会社」に分かれます。一方の着信転送は月額無料の会社が多いのですが、転送先までの通話料は、転送した側、つまり自分の負担になるのが一般的です。ここを混同したまま設定すると、月額は0円なのに通話料の行だけが伸びている、という不思議な請求明細ができあがります。
2026年8月時点で各社の公式サイトの料金ページに掲載されている金額を並べると、次のようになります(いずれも税込・月額)。サービス名と金額は改定されることがあるので、申し込み前に必ず公式ページで確認してください。
| 会社 | 留守番電話 | 着信転送 |
| 楽天モバイル(Rakuten最強プラン) | 0円 | 0円 |
| ドコモ(留守番電話サービス) | 330円 | 転送でんわサービス 0円 |
| au(お留守番サービスEX) | 330円 | 着信転送サービス 0円 |
| ソフトバンク(留守番電話プラス) | 330円 | 転送電話サービス 0円 |

月額330円って、単体で見るとスルーしてしまう金額なんですよね。ただ12か月なら3,960円、家族4人ぶんを12か月続ければ15,840円です。使っていないなら外す、使うならオプション料のかからない回線に寄せる。判断すべきはそこだけです。
月額0円でまかなう6つの手段
- 楽天モバイルの留守番電話をそのまま使う — Rakuten最強プランでは留守番電話のオプション料がかかりません。公式サイトの仕様欄では、保存できる件数は20件、保存期間は72時間と案内されています。
- 再生は「Rakuten Link」アプリから1417に発信する — 楽天モバイルの留守番電話は1417で再生します。標準の電話アプリからかけると通話料の対象になるので、Rakuten Link経由に統一しておくのが無難です。
- Androidの「伝言メモ」「簡易留守録」を使う — 端末本体に録音する機能なので、通信会社のオプション契約そのものが要りません。AQUOSやXperiaなど、標準搭載している機種が多いです。録音できる件数と1件あたりの秒数に上限がある点だけ頭に入れておいてください。
- 着信転送を自宅の固定電話やIP電話に向ける — 在宅時間が長い方には有効です。ただし後述のとおり、転送先までの通話料は自分持ちになります。
- 不在着信の通知だけ受け取る運用に切り替える — 伝言を残してもらう必要がなく、「誰から来たか」さえ分かればいい用途なら、留守番電話そのものを使わない選択肢もあります。
- iPhoneは「おやすみモード」や集中モードと組み合わせる — 特定の相手だけ着信を通し、それ以外は留守番電話に落とす、という切り分けができます。
設定手順:準備物は2点、所要時間は5分ほど
- 準備するもの(2点):契約者向けページにログインできるIDとパスワード(楽天モバイルなら「my 楽天モバイル」アプリ)、そして設定するスマホ本体。所要時間の目安は5分前後です。
- オプションの利用状況を確認する — 「my 楽天モバイル」なら、契約プランの各種手続きから留守番電話の利用状況を開きます。ドコモ・au・ソフトバンクの回線なら、それぞれMy docomo/My au/My SoftBankの同等の画面です。ここで有料オプションが付いたままになっていないかを見ます。
- 呼び出し秒数を決める — 留守番電話や転送に切り替わるまでの時間です。初期値は20秒前後の端末が多く、おおむね5秒から30秒の範囲で変更できます。
- 転送先の番号を登録する — iPhoneは「設定」→「電話」→「自動転送」。Androidは電話アプリ→メニュー→「設定」→「通話アカウント」→「転送設定」。機種によって階層の名前が少し違います。
- 別の番号からテスト発信する — 意図した秒数で切り替わるか、転送先で正しく鳴るかを、その場で1回確認しておきます。この1回をやるかどうかで、あとの手戻りがだいぶ変わります。
- 再生手順を家族と共有する — 楽天モバイルならRakuten Linkから1417。ここを家族が知らないと、伝言が72時間で消えてしまいます。
- 翌月の請求明細で通話料の行を見る — 転送を設定した月は、通話料が想定内に収まっているかを一度だけ確認します。

手順3の呼び出し秒数、地味ですが効きます。20秒だと相手が待ちきれずに切ってしまうことがあるので、確実に伝言を残してほしいなら短めに。逆に、なるべく自分で出たいなら長めに。ここは正解がなくて、使い方次第としか言えない部分です。
ここに注意⚠️
- 着信転送の通話料は、転送した自分が払うのが基本です。国内通話の一般的な料金である30秒22円(税込)で計算すると、1日あたり10分ぶん転送された場合、22円×20×30日で月13,200円。極端な例ですが、着信の多い番号でうっかり転送を入れっぱなしにすると、こういう桁になり得ます。
- 留守番電話の保存期間は無期限ではありません。楽天モバイルの公式仕様では保存期間72時間・最大20件です。3日を過ぎた伝言は聞けなくなるので、「あとで聞こう」は危険です。
- 再生の入口を間違えると通話料が発生します。Rakuten Linkではなく標準の電話アプリから1417にかけると、通話料の対象になります。家族の端末も含めて、入口を揃えておいてください。
- iPhoneには端末内蔵の簡易留守録がありません。Androidの「伝言メモ」に相当する機能が標準では用意されていないため、iPhoneユーザーは回線側の留守番電話を使う前提で組み立てる必要があります。
- 110番・119番などの緊急通報や一部の特番は転送できません。また、転送中は着信履歴の残り方が機種や設定で変わります。「かけ直したい相手の番号が分からない」を防ぐため、テスト時に履歴の挙動も見ておくと安心です。
- 海外滞在中の転送は国際通話料になります。渡航前に転送設定を切っておく、というのが最も確実な防ぎ方です。

まとめると、0円にできるのは「月額」のほうで、気をつけるべきなのは「通話料」のほうです。ここさえ押さえておけば、留守電まわりで請求が跳ねることはほとんどありません。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
ここまで読んで「留守電のオプション料がかからない回線に寄せたい」と思った方が、次にぶつかるのが申込ルートの話です。
楽天モバイルの申し込みには、大きく分けて従業員紹介、三木谷キャンペーン、通常の紹介キャンペーンという3つのルートがあります。まめ研究員としては、ここを比較せずに申し込んでしまうのがいちばんもったいないと思っています。ルートごとに適用条件が違い、しかも2回線目なのか、過去に契約していて再契約になるのかで答えが変わることがあるからです。
それぞれの条件の違いと、どのケースならどのルートを選ぶべきかは、下記の解説記事にまとめてあります。申し込む前に一度目を通しておくと、判断がぶれにくくなります。

申込前の個別の疑問は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
📚 動画でも解説しています
文字だけだと設定画面の階層がイメージしにくい、という声もあります。実際の操作画面つきの解説は、動画のほうが早いことも多いです。
https://www.youtube.com/@RakuMobaResearch
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次回は、通話定額オプションを付けるべき人と、付けなくていい人の分かれ目を、通話時間の分単位で試算してみます。ちなみに、今回の留守電の話とはセットで考えると効きますよ。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると、次に書く記事の優先度に反映できます。
