
結論:折りたたみスマホにしても回線の料金そのものは変わりません。家計に効いてくるのは「端末代」と「データ量の増え方」のほうです。月々のプラン料金だけを見て選ぶと、合計額を見誤りやすいんです。
折りたたみスマホは、閉じればふつうのスマホ、開けば小さなタブレットとして使える端末です。本体価格の話はよく出てきますが、「毎月の通信費がどう変わるか」まで踏み込んだ話はあまり見かけません。あなたは今のスマホで、動画を1日に何分くらい見ていますか?
この記事では、画面が大きくなることでデータ使用量がどう動くか、端末代を月額に直すと通信費と比べてどのくらいの重さになるか、タブレットの回線をまとめられるケースはどうか、を前提を明示した試算で整理します。これから折りたたみスマホを検討する方、特に楽天モバイルのような段階制プランで使うつもりの方に向けた内容です。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
画面が広がると、通信費はどこで動くのか
最初に押さえておきたいのは、折りたたみスマホに替えただけで回線の料金が上がるわけではない、という点です。料金は端末の形ではなく、使ったデータ量と契約しているプランで決まります。
変わりやすいのは「使い方」のほうなんです。横折りタイプの内側画面は7.6〜8インチ程度のモデルが多く、開けば動画や電子書籍、地図、2つのアプリの同時表示がぐっと見やすくなります。見やすくなれば視聴時間は伸びやすく、動画アプリによっては画面や回線の状況に合わせて画質を上げることもあります。通信費への影響は端末の性能から直接出るのではなく、「どれだけ長く、どの画質で見るようになるか」という行動の変化を通して出てくる、と考えるのが実態に近いです。
もうひとつ見落とせないのが端末代です。発売時のメーカー直販価格で見ると、横折りの大画面タイプは20万円を超えるモデルが多く、縦折りのコンパクトなタイプでも10万円台が中心です。分割払いにすると毎月の請求に通信費と端末代が並ぶので、家計としては両方を足した「スマホ代」で比べる必要があります。

ここでの「通信費が増える」は、使い方が変わった場合の話です。開いて動画を見る習慣がつかなければ、データ量はほとんど変わらないこともあります。まずは設定アプリの「モバイルデータ使用量」で今の月間使用量を確認しておくと、次の試算を自分の数字に置き換えやすくなりますよ。
データ量の試算:段階制プランでは「1段上がるか」が分かれ目
- 料金の前提:Rakuten最強プランは公式サイトの料金表で、3GBまで月1,078円、3GB超〜20GBまで月2,178円、20GB超は月3,278円(いずれも税込)の3段階です。料金は改定されることがあるので、申込前に公式ページで最新の金額を確認してください
- 動画のデータ量の目安:Netflixのヘルプセンターでは、標準画質(SD)で1時間あたり約0.7GB、HD画質で1時間あたり最大約3GBと案内されています。サービスや設定によって変わるので、ここでは計算の目安として使います
- ケースA(SD画質で1日30分):0.35GB×30日=約10.5GB。SNSや地図などの利用を足しても20GB以内に収まれば、料金は月2,178円のままです
- ケースB(開いて見る時間が伸び、SD画質で1日1時間):0.7GB×30日=約21GB。動画だけで20GBを超えるので月3,278円の段に上がり、ケースAとの差は月1,100円、年13,200円になります
- ケースC(HD画質で1日1時間):3GB×30日=最大約90GB。Rakuten最強プランは20GBを超えると月3,278円で頭打ちなので料金は変わりませんが、データ容量に上限のあるプランだと速度制限や容量の追加購入が必要になる水準です
- 容量固定型のプランの場合:月の料金は一定でも、上限に届いた月は速度が落ちるか、容量を買い足す費用が発生します。段階制とは費用が増える場所が違うだけで、使い方の変化がお金に出る点は同じです
- Wi-Fiで見る時間は含まない:自宅や職場のWi-Fiにつないで見るぶんはモバイルデータにカウントされません。家で開いて見る使い方が中心なら、上の数字はそのぶん小さくなります
端末代を月額に直すと、通信費より重くなりやすい
- 試算の前提:本体25万円の横折りモデルと本体10万円の一般的なスマホを、どちらも48回払い(分割手数料なし)で購入したと仮定します。価格は計算しやすくするための仮の数字です
- 月々の端末代:25万円÷48回=月約5,208円、10万円÷48回=月約2,083円。差は月3,125円で、Rakuten最強プランの上限額(月3,278円)とほぼ同じ重さです
- 4年間の合計差:月3,125円×48か月=15万円。データ量が1段上がったときの差(年13,200円×4年=52,800円)と比べると、端末代の差は3倍近くあります
- 保証サービス:折りたたみスマホは内側ディスプレイの修理費が一般的なスマホより高額になりやすく、端末補償を検討する価値が高いタイプです。仮に月800円の補償に4年間入ると、合計38,400円が固定費に加わります
- 返却型の購入プログラム:一定期間使ったあとに端末を返却すると残りの支払いが不要になる仕組みを使えば、月々の実質負担は下がります。ただし返却時の端末の状態によって追加費用がかかる場合があるので、条件は各社の公式ページで確認が必要です
- 回線をまとめられる場合:タブレットに月1,000円のデータ専用SIMを入れて外で使っていた人が、折りたたみスマホ1台に集約してタブレットの回線を解約するなら、年12,000円、4年で48,000円の回線代が浮きます。端末代の差を一部埋める材料になります
- 売却・下取り:手放すときの査定は、折り目まわりや内側画面の傷の状態で変わりやすいとされています。長く使う前提でも、丁寧に扱うことが最終的な実質負担を下げることにつながります

通信費を月1,000円削る工夫をしても、端末代で月3,000円増えれば合計は増えてしまいます。「スマホ代」は通信費・端末代・保証をまとめた数字で見る、というのがこの章の要点です。ちなみに、ふつうのスマホとWi-Fiモデルのタブレットを組み合わせて、外ではスマホのテザリングでつなぐ方法もあります。楽天モバイルはテザリングに追加料金がかからないので、比較の候補に入れておくと判断しやすいですよ。もちろん、差額を払ってでも1台で大画面を持ち歩きたいなら、それは十分に納得できる選択です。
ここに注意⚠️
- 海外版や並行輸入品は、楽天回線の周波数に対応していないことがあります。楽天モバイルは自社回線でBand 3、プラチナバンドでBand 28、パートナー回線(au)でBand 18/26を使うので、購入前に公式サイトの対応製品ページでモデル名を確認してください
- eSIMへの対応はモデルや販売経路によって違います。同じシリーズでもキャリア版とSIMフリー版で仕様が異なる場合があるため、スペック表のSIMの欄を見ておくと安心です
- 国内通話をRakuten Linkアプリで無料(一部の番号を除く)にする前提なら、そのアプリから発信する必要があります。端末に最初から入っている電話アプリで発信すると、国内通話は30秒22円かかります
- 内側画面には出荷時から保護フィルムが貼られているモデルが多く、自分ではがすと画面を傷めたり、保証の扱いに影響したりすることがあります。フィルムの交換はメーカーのサポート窓口に相談しましょう
- 動画アプリの画質設定を初期値のままにしていると、大画面では高めの画質が選ばれ、想定よりデータを使うことがあります。YouTubeやNetflixのアプリ設定で、モバイル通信時の画質を先に決めておくと試算に近い使い方ができます

注意点の多くは、買う前にスペック表と公式ページを見ておけば防げるものです。特に周波数と画質設定は、あとから気づくと手間が増えやすいところなので、端末が届いた日にまとめて確認しておくと安心ですね。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
折りたたみスマホに合わせて楽天モバイルの回線も検討している方は、申込ルートにも目を向けておくと損をしにくくなります。楽天モバイルには「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」といった複数の入口があり、還元の大きさと適用条件がそれぞれ違います。はじめての1回線目なのか、2回線目の追加なのか、以前に契約していた方の再契約なのかによっても、どのルートが合うかの答えが変わる場合があります。条件をひとつずつ並べた比較は、下の解説記事にまとめています。

申込前の個別の疑問は、プロフィールに載せているLINEでも受け付けています。
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次回も、端末選びと通信費の関係を別の角度から数字で見ていく予定です。まめ研究員としては、「欲しい端末」と「家計に合う回線」を同じ表に並べて考える方が増えるとうれしいです。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
