摩擦なし子です。
先日、来てくださったお客さんは、なんと同業者。
普段は人を癒し、整えている「施術者」の方。なし子のパーソナルトレーニングは初めて。
とにかく全体がガチガチに硬い。膝の痛みがあるのは納得よ、さらに過去に脳梗塞を経験されているバックグラウンドもあって、ご紹介でなし子のところに足を運んでくれたの。
さーて、「まずは1キロのダンベルからいくわよ」身体の繋がりを呼び覚ますところから。重さは、1キロで十分よ。
「ちょー内股でバンザイ!」そこからショルダープレス。ただ上下に動かすだけじゃない。そこに「捻り」を加えていくのよ。ショルダープレスをスムーズに動かすコツ?イメージして「大型バスのワイパー」よ。あのダイナミックで滑らかな軌道。そう、肋骨にしっかりと隙間を作りながら動かしていくの。
そのお客さんは、反り腰、内股、肋骨の広がり、呼吸法このあたりを、ものすごく気にしていたの。脳(思考)で一生懸命ジャッジしながらガチガチになっていたわ。
「あぁ、常識や知識に縛られてるわ」
って、すぐに分かった。でもね、1キロのダンベルとバスのワイパーのイメージで、背骨と肋骨が連動し始めた瞬間、本人の身体のスイッチがパチッと切り替わったのよ。
そこから、そのお客さんの身体が、まるでタコのようにウネウネと波打ち始めたのよ。これ、これよ!これこそが、眠っていた背骨が完全に目醒め、動き始めた「証」。
知識をこれでもかと頭に詰め込んで、教科書通りに綺麗に形だけを進めていたら、この「タコの領域」には絶対に辿り着けない。脳のジャッジを黙らせて、フィジカルに主導権を返したからこそ起きる奇跡よ。
気づけば、あれほど気にしていた膝の痛さなんて、どこへやら消えてなくなっていたわ。
お次は「骨盤」を動かしていくわよ。腿裏を正面に向けて、足裏は天井へ!そこから背骨を一つひとつ、丁寧に丸めるのよ。これ、口で言うのは簡単だけど、左右のお尻をズラしていかないと、脚は上がらないからね。身体の賢さをフル稼働させなきゃできない技。
どんどんいくわよ!
今度は、膝を曲げて踵(かかと)を自分のお尻にグサッと刺す!イメージはね、「地面の砂をダイナミックに巻き上げる」感じ。そして仕上げのトドメ。「骨盤と肋骨を、強烈に近づける!」
すべてのワークが終わったとき、そのお客さんの身体に何が起きたか。来る前は、まるで真っ直ぐな「板」のようだった平坦な背中。それが、圧倒的な奥行きと、生命力のある大きさを取り戻して復活したの。背骨にスイッチがはいって身長もグンと伸びたわ。
頭蓋骨が安定し、歩き出した瞬間の歩幅が、来る前の3倍に!!自分の身体の賢さに気づいてしまったのね、もう笑みが止まらない状態。セッションの最後、呆然とした様子でそのお客さん(施術家)が私に聞いてきたわ。
「これって……筋トレでもヨガでもピラティスでもない、一体何なんですか?」
ふふ、
分かりやすく言うならね、世間の常識とは真逆のトレーニングよ!世の中の教科書は「反り腰を直せ」「肋骨を締めろ」「呼吸はこうしろ」って、型にハメて身体を不自由にさせることばかり教えている。でも、なし子流は真逆。
「反り腰にしましょう」「肋骨を盛大に広げましょう」脳みそでこねくり回した、よし悪しのジャッジを全部捨てて、野生のフィジカルを解放する。既存のジャンルなんてどうでもいい。
これが、自分の身体の賢さを信じ切った人だけが辿り着ける、自由をかちとるための「なし子流」のトレーニング。
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