フェース肉厚・CG・MOI・実打安定性を分解して考える
AI設計という言葉は広告として聞こえやすい。しかし、設計プロセスを追うと本質はかなり具体的だ。AIは「飛ぶ数値」を一つ探すのではなく、人間の打点・クラブデリバリーのばらつきを含めて、フェースとヘッドの反応を最適化するために使われている。
無料公開部分|AIドライバーは「勝手に真っすぐ飛ばすクラブ」ではない
最近のドライバーを打つと、昔の大型ヘッドに比べて「ヘッドが急に暴れる感じが少ない」「少し打点がズレても、弾道の予測がつきやすい」と感じることがあります。
この感覚を全部「AIのおかげ」と片づけるのは雑です。一方で、現在のAI設計が、実際のゴルファーの打点とクラブデリバリーを大量に取り込み、フェース局所剛性やヘッドの質量特性を細かく設計する方向へ進んでいることは事実です。
CallawayはAi Smokeで25万以上のスイング、104万以上のデータポイント、5万以上のフェース反復を公表しています。[1][2] Cobraはフェースを15ポイントに分け、AIで各部の厚さを最適化するH.O.T. Faceを採用。[5] WilsonもPKR-360を「モデルごとのAI設計」と説明しています。[6]
ここまでの要点
AIの価値は「センターの最大反発」ではなく、「人間が実際に外す場所まで含めて、フェースの仕事を設計できること」にある。
