新型コロナCOVID-19の流行が続く中、ストレスが溜まっている方が多いですね。
その症状の一つに、喉に何かつかえているような異物感を訴えて受診する方が多くなりました。
これはヒステリー球と言って、ストレス、不安、抑うつなどが原因で現れる症状です。
この症状には半夏厚朴湯と言う漢方薬が良く効きます。
よく知られた症状なので、精神科や心療内科にかかわらず、よく処方されるのを見かけます。
むしろ症状が症状なので、内科や耳鼻科で処方されることも多いです。
[
💊ヒステリー球とは
気分の激情や興奮などの、いわゆるヒステリーのことではなく、ストレスなどにより自律神経が乱れ、交感神経が過度に興奮することで、喉の筋肉の平滑筋が収縮して起こる症状です。
何も病変がないのに、喉にビー玉のようなものが詰まっているように感じたり、食べ物が詰まって降りて行かないように感じたりします。
咳がでたり、嗄れ声になったりすることもあります。
何も詰まっていないし、ガンや潰瘍、ポリープなどの病変はないので、食べ物や飲み物を飲み込む時には、症状が軽くなります。ただし、逆流性食道炎でも同じような症状があるので注意する必要はあります。
💊半夏厚朴湯とは
塞がった氣分を開く薬と言われ、「気剤」の代表的な処方です。
「気剤」とは、気の衰え、停滞などを改善する処方で、「気」とは、生命活動の根元的なエネルギーを意味します。
半夏厚朴湯はこのように、滞った気を開き、通りを良くして、喉の閉塞感や、不安や緊張による胃腸症状も和らげる処方です。
💊おまけ
東洋医学で言う「気」ですが、スピリチュアルな世界では、オーラとか、チャクラと言われるのかもしれません。
喉はチャクラで言うと第5チャクラにあたります。
コミュニケーションや自己表現に関係しているそうです。
なるほど、ストレスと関連していそうですね。
思っていることを、時には遠慮なく、思いっきりぶちまけてしまいましょう!
睡眠不足もストレスになりますので、睡眠もしっかりとりましょう。
こちらの記事もご参考に♡