
結論:デュアルSIMの切り替えは「データ通信はどっちの回線」「電話をかけるのはどっちの回線」の2つを決めるだけです。iPhoneもAndroidも、設定画面で5分ほどあれば終わりますよ。
仕事用とプライベート用、あるいは楽天モバイルと他社の回線を、1台のスマホに入れて使い分けたい方に向けた記事です。あなたのスマホには、いまSIMが何枚入っていますか? 2回線目を追加したものの、どちらでデータ通信しているのか分からないまま使っている、というケースは意外とよく聞きます。この記事では、主回線・副回線の考え方、iPhoneとAndroidそれぞれの切り替え手順、つまずきやすい注意点を順番に整理します。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
主回線・副回線は「役割」に付けた名前
デュアルSIMとは、1台のスマホに2つの回線(物理SIM+eSIM、またはeSIM2つ)を入れて、同時に待ち受ける仕組みです。現在販売されている多くの機種はDSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)という方式で、2回線ともVoLTEの音声通話を待ち受けできます。
iPhoneでは2回線目を追加すると「主回線」「副回線」というラベルが自動で付きますが、これはあくまで初期の呼び名です。どちらにどの役割を持たせるかは自分で決められます。決める項目は、モバイルデータ通信に使う回線、電話をかけるときの標準の回線、SMSやiMessageに使う回線の3つです。
一方で、着信は2回線どちらにも届くので、「受ける」側の設定は基本的にいりません。つまり「切り替え」とは、主に発信とデータ通信をどちらの回線に寄せるかを決める作業なんです。

ちなみに、データ用と通話用を別の回線にするのはよくある使い方です。「データは容量の大きい回線、通話はかけ放題が付いた回線」のような分け方ですね。どちらが正解というより、料金プランの中身で決めるのがおすすめです。
楽天モバイルをどちらかの回線に入れる場合は、自宅や職場など普段いる場所で楽天回線がどのくらいつながるかを先に確かめておくと、データ用・通話用のどちらに割り当てるか決めやすくなります。楽天モバイルの電波の実際と、つながりにくいときの確かめ方は、こちらの記事に整理しています。

iPhoneで切り替える手順(目安は約5分)
- 準備物は3点です。2つの回線(SIMカードかeSIM)、SIMロックのかかっていないデュアルSIM対応のiPhone(iPhone XS/XR以降)、設定中に使えるWi-Fi
- 「設定」→「モバイル通信」を開き、2つの回線がどちらも「オン」になっていることを確認する
- 各回線をタップし、「モバイル通信プランの名称」を「楽天」「仕事」など分かりやすい名前に変えておく(あとの設定で取り違えにくくなります)
- 「モバイルデータ通信」をタップし、データ通信に使う回線を選ぶ
- 「デフォルトの音声回線」をタップし、普段の発信やSMSに使う回線を選ぶ
- 「モバイルデータ通信の切替を許可」は、もう一方の回線のデータを自動で使われたくなければオフにする
- 相手によって発信する回線を変えたい場合は、「連絡先」で相手を開き、使う回線を個別に指定する
Androidで切り替える手順(Google Pixelの例)
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を開く
- 2つのSIMがどちらも「SIMを使用」でオンになっているか確認する
- データ通信に使いたいSIMを開き、「モバイルデータ」をオンにする(もう一方のSIMのモバイルデータは自動でオフになります)
- 「通話」「SMS」の優先SIMを選ぶ。毎回どちらで発信するか確認する設定も選べる
- 楽天モバイル側でデータがつながらないときは、「アクセスポイント名」でAPN「rakuten.jp」が選ばれているか確認する
- Galaxy、AQUOS、OPPOなどはメニュー名が「SIMカードマネージャー」「デュアルSIM設定」などと異なるので、設定内検索で「SIM」と入れて探す

設定が終わったら、Wi-Fiをオフにしてブラウザでページを開いてみてください。画面上部のアンテナ表示や、設定画面に出る「使用中」の表示で、選んだ回線でデータ通信できているかを確かめられます。
ここに注意⚠️
- 片方の回線で通話している間は、もう片方の回線にかかってきた電話を受けられない機種が多いです。仕事の電話を取りこぼしたくない場合は、留守番電話や着信通知の設定も合わせて見直しておきましょう
- 「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにすると、データ用回線の電波が弱いときにもう一方の回線のデータが使われ、そちらの容量や料金に影響することがあります
- Rakuten Linkアプリの通話はデータ通信を使うので、データ用回線を他社にしていると、基本的には他社側のデータ容量を消費します
- 海外では、データ用回線のローミングがオンのままだと意図しない通信が起きることがあります。渡航前にどちらの回線でローミングを使うか決めておくと安心です
- 機種変更やeSIMの再発行は回線ごとの手続きになります。2回線分の手順を事前に確認しておきましょう

注意点をまとめると、「通話中の着信」「データの自動切り替え」「海外ローミング」の3つを押さえておけば、デュアルSIMで困る場面はぐっと減ります。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
デュアルSIMの副回線として楽天モバイルを追加しようか考えている方もいると思います。楽天モバイルの申込ルートには「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」があり、還元の内容と適用条件がそれぞれ違います。しかも、はじめての契約か、2回線目の追加か、過去に契約していた人の再契約かによって、どのルートが合うかの答えが変わることがあります。これは判断が分かれやすいところなので、条件を並べて比べた解説記事にまとめています。なお、リンク先の記事には紹介プログラム経由の申込案内(#PR)が含まれます。

申込前の個別の疑問は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
📖 関連記事もどうぞ




次回は、2回線のうち片方を海外旅行用に回すときの設定とローミングの考え方を整理する予定です。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
