こんにちは。かざぐるまです。
吃音を抱えている方に、今回、伝えたい話があります。
社会人になる前、不安でいっぱいの学生の方に、特に聞いて欲しい内容です。
まず最初に結論を申しますと、
「吃音で味わった悔しさは、成長するための原動力になる」
ということです。
この記事を読んでくれている吃音者の方に質問があります。
吃音で、人から笑われたり、諦めたりするの悔しくないですか?
私自身、吃音で上手く言葉が出せない部分を強くコンプレックスに感じており、悔しかった体験をバネにした結果、成長することが出来ました。こんな風な言い方をすると、すごく綺麗な話に聞こえてしまいますね。
実際は、こんな感じです。
- 俺のことを笑ったやつ、絶対、見返してやる。覚えてろよ!
- トーク以外の部分で、誰にも負けないスキルを身につけてやる。覚悟しろよ!
- あいつらが、ボーっとしているうちに、俺は成長してやる。今に見とけ!
すごく性格が悪いですよね(笑)
でも、これぐらいの精神状況だったからこそ、毎日、コツコツ、スキルを高めることができたのだと思います。「今の自分の姿」と「目標とする姿」にギャップがあると感じるとき、人は何かに挑戦するのです。
私自身を少し、例に出すと、
約10年間、営業マンとして働いてきました。吃音(軽度の難発)を抱えており、電話対応や接客を、マニュアル通り、実践することが苦手でした。
正直、辛かったし、営業という仕事を辞めれば、こんな経験しなくていいのに・・・と考えたこともありました。
でも、この環境下で、いろんな人と関わる経験をもっと積みたいと思い、職場の人に負けないスキルを身につけないと!と感じたのです。パソコンスキルを高めて、人とは違った角度から価値を出すことを目指しました。
- トークで負けたとしても、パソコンのタイピングなら職場の誰よりも早くなる
- 職場の誰よりも、Excelスキルを高めて、仕事の効率化を図る。
- 誰よりも分かりやすいプレゼンをするため、人より5倍10倍、練習をする。
こんな風な発想から、始まり、目標を達成するまで、仕事終わりに勉強をしていきました。誰にも言わず、隠れて行っていましたが、徐々にスキルが上がっていくと、「あれ?そんなスキルあったっけ?」と、周囲に、気づかれるようになっていきました。
気づけば、職場の中で、「パソコンに最も詳しい人」というイメージができ、トーク以外の場面で、すごく力を発揮できる土台をつくることができました。
職場だけでなく、得意先の担当者からの信頼も高まり、結果的には売上成績を上げることができました。
私が、なまじトーク力があったら、こんなコツコツ努力を継続できたでしょうか?
「自分に、とことん甘い」私なので、絶対に無理だったと思います(笑)
継続できたのは、吃音というコンプレックスがあったからこそ。すごく苦しい悩みだと思いますが、違う視点から見れば、大きな成長を促す糧にもなるはずです。
私は、まだまだ成長できます。小さな努力を続けていきます。
苦しかった経験や見返したい気持ちをバネに、どんどん「進化」してほしいと思います。
以上。かざぐるまでした。
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