
結論:OSアップデート直後の通信不調は、「再起動 → キャリア設定の更新 → APNの確認 → ネットワーク設定のリセット」の順に、軽い手から試すのが近道です。いきなり初期化やeSIM削除に進むのだけは避けてくださいね。
iOSやAndroidのアップデートを入れた直後に「アンテナは立っているのにデータが通らない」「Rakuten Linkで電話がかからない」「4Gと5Gを行ったり来たりする」といった症状が出ることがあります。この記事は、楽天モバイルをはじめとするスマホ回線を使っていて、アップデート後に通信の調子が崩れた方に向けて、自分で確認できる項目を順番にまとめたものです。あなたのスマホ、最後にアップデートしたのはいつか覚えていますか? 症状が出たタイミングとアップデートの時期が重なっているなら、まずはこの記事の順番どおりに確認してみてください。なお、個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
アップデート後に通信がおかしくなるのはなぜか
OSのアップデートでは、画面の見た目や新機能だけでなく、モデム(通信を担当する部品)を動かすソフトウェアや、5G・VoLTEの扱い方も一緒に書き換わることがあります。そのため、更新前にうまく噛み合っていた端末側の通信設定と、回線側(キャリア)の設定が一時的にずれることがあるんです。
よくある原因は大きく4つに分けられます。1つ目は、更新処理のあとに通信部分がきちんと再接続されていない状態。2つ目は、iPhoneの「キャリア設定アップデート」のように、OSとは別に配信される回線用の設定ファイルが古いまま残っている状態。3つ目は、APN(アクセスポイント名)がリセットされたり、別の値に置き換わったりしている状態。4つ目は、VPNアプリや構成プロファイルなど、サードパーティ製の仕組みが新しいOSと相性を起こしている状態です。
ちなみに、アップデートのタイミングと回線側の通信障害やメンテナンスがたまたま重なっているだけ、というケースもあります。端末をいじる前に、キャリアの障害・メンテナンス情報ページを一度見ておくと、無駄な作業を減らせます。

ここがポイントです。症状が「データ通信だけ」「通話だけ」「SMSだけ」のどれなのかを先に切り分けておくと、どの設定を疑えばいいかがかなり絞れます。Wi-Fiを切った状態で、ブラウザ・電話・SMSをそれぞれ1回ずつ試してみてください。
まず試したい確認手順(軽い順)
- キャリアの障害情報を確認:楽天モバイルなら公式サイトの「メンテナンス・障害情報」をWi-Fi経由で開いて、自分の地域で障害が出ていないかを見る(所要1〜2分)
- 機内モードのオン・オフ:機内モードを10秒ほどオンにしてからオフに戻し、電波を掴み直させる
- 端末の再起動:アップデート直後は一度電源を完全に切ってから入れ直す。これだけで直るケースは珍しくありません(所要2〜3分)
- キャリア設定アップデートの確認(iPhone):Wi-Fiにつないだ状態で「設定」→「一般」→「情報」を開き、1分ほど待つ。更新があればポップアップが出るので「アップデート」を押す
- モバイルデータ通信がオンか確認:アップデートで「モバイル通信」やデータローミング、主回線の割り当て(デュアルSIMの場合)が変わっていないかを見る
- 関連アプリの更新:Rakuten Linkや my 楽天モバイルをApp Store / Google Playで最新版にする。通話やSMSだけおかしい場合は特に優先度が高い項目です
それでも直らないときに見る設定
- APNの確認(Android):「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「アクセスポイント名」で、楽天モバイルなら APN が rakuten.jp になっているかを見る。消えていれば新規作成で入れ直す(メーカーにより項目名は少し異なります)
- 優先ネットワークの種類(Android):「5G(推奨)」「4G」などの選択肢が、アップデート後に3Gや2Gを含む古い設定に変わっていないか確認する
- 5Gを一時的にオフにする:iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」で「4G」を選ぶと、5Gとの切り替わりで不安定になっている場合の切り分けになる
- VPN・構成プロファイルの確認:iPhoneは「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」を開き、使っていないVPNやプロファイルを一時的にオフ・削除してみる
- ネットワーク設定のリセット:iPhoneは「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」。Pixelなどは「設定」→「システム」→「リセットオプション」→「Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット」。保存したWi-Fiのパスワードは消えるので、事前にメモしておく

ネットワーク設定のリセットは「最後の手前」の手段です。写真やアプリのデータは消えませんが、Wi-Fiのパスワードや Bluetooth のペアリングはやり直しになります。自宅Wi-Fiのパスワードが手元にあるか、先に確認してから実行してくださいね。
ここに注意⚠️
- eSIMを自分で削除しない:通信がおかしいからといってeSIMを消すと、再発行の手続きが必要になり、その間はまったく通信できなくなります。削除はサポートの案内があってからにしてください
- 端末の初期化は最終手段:ここまでの手順で直らない場合でも、初期化の前にバックアップを取り、キャリアやメーカーのサポートに一度相談するのが安全です
- APNの手入力ミスに注意:「rakuten.jp」の綴り違いや、余計なスペースが入っているだけで通信できません。入力後は一度再起動して反映させる
- 海外版・並行輸入端末は挙動が違うことがある:アップデートで国内向けの設定が外れるケースもあるため、端末メーカーの対応状況も合わせて確認する

焦るとつい大きな操作に手が伸びがちですが、取り返しのつかない操作(eSIM削除・初期化)は後回し、が鉄則です。軽い手順から順に潰していけば、多くの場合はリセットまでで落ち着きます。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
通信トラブルをきっかけに、回線そのものの見直しを考える方もいると思います。楽天モバイルを検討する場合、申込ルートには「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」といった種類があり、それぞれ還元される内容と適用される条件が違います。さらに、2回線目の追加や、過去に契約したことがある方の再契約だと、どのルートが向いているかの答えが変わる場合もあります。申込前に違いを把握しておきたい方は、下の解説記事に比較をまとめているので参考にしてください。

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次回は「機種変更したあとにSMSや通話が届かないときの確認」を取り上げる予定です。トラブル対応シリーズとして、切り分けの順番を一緒に整理していきます。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
