
結論:下取り価格は毎日なだらかに下がるというより、「新型の発表」「OSの対応終了」「端末状態の変化」という節目で段差がつきやすいんです。手放す予定があるなら、次の新型発表の2〜3週間前までに査定を取っておくのが、損を避けやすい動き方です。
今使っているスマホ、次に手放すのはいつの予定ですか? 機種変更のタイミングは「新しい機種が出たら」で決めがちですが、実はそのタイミングこそ、今の端末の下取り価格が下がりやすい時期と重なっています。この記事は、機種変更や乗り換えで旧端末を下取り・売却に出す予定の方に向けて、価格が落ちやすい節目と、そこから逆算した売り時の決め方を整理したものです。メーカーの発表サイクルやOSのサポート方針といった公開情報をもとにまとめているので、ご自身の機種に当てはめて読んでみてください。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
下取り価格は「なだらか」より「段差」で動く
中古スマホの価格は、基本的には「その端末を欲しい人がどれだけいるか」と「市場に同じ端末がどれだけ出回るか」のバランスで決まります。発売から時間が経てば少しずつ下がるのは当然なのですが、それとは別に、需要と供給が一度に動くイベントがあります。代表的なのが新型の発表です。新型が出ると、買い替える人が一斉に旧モデルを手放すので供給が増えます。同時に、中古を狙っていた人の関心も「一つ前のモデルの値下がり待ち」に移りやすくなります。買取店や下取りサービスは再販価格を見込んで査定額を決めるため、こうした動きを先回りして価格表を改定することがあるんですね。
影響を数字でイメージしてみます。あくまで仮の前提ですが、買取額80,000円の端末が節目をまたいで5%下がると4,000円、10%なら8,000円の差です。4,000円は、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」のデータ無制限帯(公式サイト記載で月額3,278円)の1か月分を少し超える金額です。売る時期を数週間ずらすだけで、通信費1か月分くらいが動く可能性があると考えると、無視しにくい差だと思います。

ちなみに、下落幅は機種によってばらつきがあります。発売直後の人気モデルと、発売から数年たったモデルでは、同じ節目でも動き方が違うんです。「何%下がる」と決め打ちせず、自分の機種の査定額を何か所かで見比べるのがいちばん確実ですよ。
価格が落ちやすい6つの節目
- 新型の発表日:Appleは例年9月に新型iPhoneを発表しています(2020年のiPhone 12のみ10月)。Google Pixelは2024年以降8月、GalaxyはSシリーズが例年1〜2月ごろ、折りたたみのZシリーズが夏ごろに発表されるのが通例です。発表日を境に、買取店が価格表を見直すことがあります
- 新型の発売日:iPhoneの場合、発表から発売まではおおむね1〜2週間です。発売日前後から、新型を受け取った人が旧端末を手放し始めるので、中古市場に同じモデルが一気に増えます
- 旧モデルの値下げ・販売終了:Appleは新型の発表にあわせて、旧モデルの一部を販売終了にしたり、公式価格を改定したりしています。新品の価格が下がると、中古の価格もそれに引っぱられやすくなります
- OSアップデート対象外の発表:iOSの対応機種は、例年6月の開発者会議(WWDC)で発表され、秋に正式リリースされます。たとえば2025年に発表されたiOS 26では、iPhone XS・XS Max・XRが対象から外れました。「最新OSが入らない機種」になると、中古としての需要が落ちやすくなります
- サポート期間の終わりが近づくとき:GoogleはPixel 8以降、SamsungはGalaxy S24以降について、7年間のOS・セキュリティアップデート提供を案内しています。裏を返せば、残りのサポート年数が短くなるほど、中古としての価値は目減りしていきます
- 端末の状態が一段階下がったとき:画面割れ、バッテリーの劣化、ネットワーク利用制限の判定などは、査定の区分そのものが変わるポイントです。カレンダー上の時期ではありませんが、ある日を境に価格が落ちるという意味では、発表日と同じくらい影響があります
売り時を逆算する手順
- 次の新型の発表時期を確認する:自分の機種のメーカーが例年いつ発表しているかを、上の節目に当てはめます。iPhoneなら9月、Pixelなら8月が目安です
- 発表の2〜3週間前に査定を取る:キャリアの下取り、メーカーの下取り(Apple Trade Inなど)、買取店の3種類で見積もりを取ると、相場の幅がつかめます。オンラインの事前査定は、機種・容量・状態を選ぶだけで目安額が出るところが多いです
- 査定額が「いつの時点の価格」で確定するかを確認する:申込時点の価格が適用されるのか、端末が届いて検品した時点の価格表が使われるのかは、サービスによって違います。ここを見ずに申し込むと、発表日をまたいで減額されることがあります
- 手元にスマホがない期間の対策を決める:新端末を受け取ってから旧端末を送る方式のサービスもあります。先に売る場合は、クラウドへのバックアップ、LINEのトーク履歴、二段階認証アプリの引き継ぎ準備を済ませてからにしましょう
- バックアップ→サインアウト→初期化の順で準備する:iPhoneは「探す」をオフにしないとアクティベーションロックが残り、下取りを受け付けてもらえないのが一般的です。詳しい手順は関連記事にまとめています
- 還元の受け取り方まで決めてから申し込む:現金、ポイント、ギフトカード、購入代金からの割引など、還元の形はサービスごとに違います。楽天モバイルの下取りサービスは楽天ポイントでの還元なので、楽天市場などでポイントを使う予定がある人には扱いやすい形です(条件は申込時点の公式ページで確認してください)

発表時期はあくまで「例年の傾向」なので、年によってずれることもあります。発表日をぴったり当てにいくより、「発表が近づいてきたら早めに査定を取っておく」くらい余裕をもったスケジュールにしておくと、慌てずにすみますよ。
ここに注意⚠️
- 分割払いが残っている端末は、ネットワーク利用制限が「△」判定になっていることがあります。買取店によっては△の端末を減額や買取対象外にしているので、購入したキャリアの照会ページでIMEIを入力して事前に確認しましょう
- 「探す」やGoogleアカウントのロックが残ったままだと、下取りが成立しません。初期化の方法によってはロックが残るケースもあるので、初期化の前にアカウントのサインアウトを済ませておくのが安全です
- iPhoneのバッテリー最大容量は「設定」→「バッテリー」内の「バッテリーの状態」で確認できます(iOSのバージョンで項目名が少し違います)。Appleは、iPhone 15以降のモデルは1,000回の充電サイクルで本来の容量の80%を維持するよう設計していると案内しています。買取店によっては80%前後を減額の目安にしていることがあるので、ここを下回りそうなら売却を前倒しする選択肢もあります
- 査定額だけでなく、送料・振込手数料・ポイントの有効期限まで含めた「手取り」で比べましょう。期間限定ポイントでの還元なら、期限内に使い切れる額かどうかも見ておきたいところです
- 値下がりを気にするあまり、まだ使える端末を早く手放しすぎるのも考えものです。新端末の購入費用や分割の残債を含めたトータルで判断してください

注意点をまとめると、「時期」と同じくらい「端末の状態」と「査定額が確定するタイミング」で手取りが変わる、ということです。発表日だけを気にするより、ロックの解除や利用制限の確認を先に片付けておく方が、結果的に損しにくいと思います。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
下取りで旧端末の手取りが見えてきたら、次に気になるのは新しい回線や端末の申込方法だと思います。楽天モバイルの申込ルートには、大きく分けて「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」があり、それぞれ還元の額と適用される条件が違います。すでに楽天モバイルを使っていて2回線目を追加する場合や、一度解約してから再契約する場合は、対象になるルートが変わることもあるので、申込前に一度整理しておくと安心です。3つのルートの違いは、下の解説記事で比較しています。

申込前の個別の疑問は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
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次回は、キャリアの下取り・買取店・フリマアプリのどれで手放すかを、手数料と手間の面から整理する予定です。売り時が決まったら、次は売り先の選び方ですね。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
