森の奥で、ロロが出会ったのは――
まんまるで、ふわふわで、ちょっぴり恥ずかしがりやのドラゴン、モモル。
最初は木のかげにかくれて、ぐぅ〜〜っとおなかを鳴らしていたモモル。
でも、ロロがそっと近づいて「おなかすいてるの?」と声をかけると、
はにかみながら、こくんとうなずきました。
🐼ロロ:「これ、ぼくのバンブークッキー。よかったら半分こしよう?」
モモルはもぐもぐと食べながら、やさしくほほえみます。
🐉モモル:「ありがとう、ロロ。ぼく、モモル。…友だちになってくれる?」
それからというもの、ロロとモモルはすっかり仲良しに。
森のおさんぽでは、ロロのとなりにどっしりと歩き、
ときにはロロを背中に乗せて、風にのってふわりと飛ぶこともあるんです。
ちょっとドジだけど、心も体も大きなモモルは、
ロロをそっと守ってくれる、大切なともだち。