🌿第一章:ロロが見つけた“とっておきの場所”
ある日の午後。
ロロはひとりで森の奥をおさんぽしていました。
葉っぱがサワサワと揺れて、鳥の声が心地よく響くなか、
ふと、木漏れ日がさし込む静かな場所を見つけます。
そこには、大きな木の根元に、
ちょうどふたりが入れそうな、まあるい穴がぽっかりと空いていました。
ロロはその空間にそっと入り、わくわくしながらつぶやきました。
🐼「ここ…すごい…!ここを“ひみつきち”にしたら、楽しそう…!」
そしてすぐに、あの子を呼びに行くことにしました。
🦁第二章:ノアとロロの“ひみつきち”づくり
ロロに呼ばれて、森にやってきたのは、
ふわふわなたてがみと落ち着いた目をしたライオンの子・ノア。
ノアは、ちょっぴりおっとりだけど、とてもやさしくて頼れる男の子。
ロロの一番の親友です。
🦁「ほんと?ロロがそんなにワクワクするなんてめずらしいなぁ。どんな場所なんだろう?」
ロロに案内されて“秘密の場所”にたどりつくと、ノアの目がきらりと光りました。
🦁「うん、いいね!ここなら静かだし、誰にも見つからないよ。」
ふたりは枝や葉っぱを集めて屋根を作り、
小さな石を並べてベンチにしました。く
さらにノアが見つけたツルを使って、なんとブランコまで完成!
秘密基地はどんどん素敵な場所になっていきました。
🐼「ノアといると、なんでも楽しいね。」
🦁「ロロが楽しんでると、ぼくも嬉しくなるんだよ。」